25.3. Dashbuilder Runtime のカスタマイズ
システムプロパティーを使用して Dashbuilder Runtime をカスタマイズできます。
- ダッシュボードパス
ダッシュボードがアップロードされると、ファイルシステムに保存されます。保存先のパスは、システムプロパティー
dashbuilder.import.base.dir
によって制御されます。デフォルトは/tmp/dashbuilder
です。システムプロパティーは、ダッシュボードモデルのルートパスです。たとえば、このパスに複数のファイルがある場合は、Dashbuilder Runtime にアクセスし、読み込む必要のあるファイルの名前を含むクエリーパラメーターインポートを渡すことで、ファイルをインポートできます。たとえば、
sales_dashboard
を読み込む場合は、runtime_host?import=sales_dashboard
を実行すると、Dashbuilder Runtime は/tmp/dashbuilder/sales_dashboard.zip
ファイルを読み込もうとします。- 静的ダッシュボード
-
ランタイムインスタンスに特定のダッシュボードを読み込ませる場合は、システムプロパティー
dashbuilder.runtime.import
を変更できます。プロパティーをローカルファイルパスに設定すると、Runtime 起動時にその特定のダッシュボードが読み込まれます。 - アップロードサイズの制御
-
アプリケーションサーバーは、デフォルトで POST リクエストのサイズを制御します。アップロードされたダッシュボードの許容サイズは、システムプロパティー
dashbuilder.runtime.upload.size
を使用して制御できます。サイズは KB でなければならず、デフォルト値は 96 KB です。つまり、96 KB より大きいファイルをアップロードしようとするとエラーが表示され、ダッシュボードはインストールされません。 - Dashbuilder Runtime のデフォルトページ
Dashbuilder Runtime にインポートされたダッシュボードにはデフォルトのページが含まれます。以下は、Dashbuilder Runtime のデフォルトページの更新の概要です。
- インポートされたダッシュボードに 1 つのページのみが含まれる場合は、デフォルトのページとして使用されます。
-
ページの名前が
インデックス
として使用されている場合は、デフォルトのページとして使用されます。 - その他の場合は、Dashbuilder Runtime の汎用ホームページが使用されます。
- 外部ダッシュボードの読み込み
アクセス可能な URL にあるダッシュボードには、Dashbuilder Runtime からアクセスできます。
runtime_host?import=http://filesHost/sales_dashboard.zip
などのインポートクエリーパラメーターで URL を渡すことにより、URL にアクセスできます。注記セキュリティー上の理由から、このオプションはデフォルトで無効になっています。これを有効にするには、システムプロパティー
dashbuilder.runtime.allowExternal
を true に設定します。