2.4. 最小設定
Red Hat Quay のスタンドアロンデプロイメントには、以下の設定オプションが必要です。
- サーバーのホスト名
- HTTP または HTTPS
- 認証タイプ (データベースや LDAP (Lightweight Directory Access Protocol) など)
- データ暗号化用の秘密鍵
- イメージのストレージ
- メタデータ用のデータベース
- ビルドログおよびユーザーイベント用の Redis
- タグの有効期限オプション
2.4.1. 最小設定ファイルの例 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
次の例は、イメージにローカルストレージを使用する最小限の設定ファイルの例を示しています。
2.4.2. ローカルストレージ リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
イメージへのローカルストレージの使用は、概念実証 の目的のためにレジストリーをデプロイする場合に限り推奨されます。
ローカルストレージを設定する場合は、レジストリーの起動時にコマンドラインでストレージを指定します。
次のコマンドは、ローカルディレクトリー $QUAY/storage
をコンテナー内の datastorage
ストレージパスにマップします。
sudo podman run -d --rm -p 80:8080 -p 443:8443 \ --name=quay \ -v $QUAY/config:/conf/stack:Z \ -v $QUAY/storage:/datastorage:Z \ registry.redhat.io/quay/quay-rhel8:v3.13.5
$ sudo podman run -d --rm -p 80:8080 -p 443:8443 \
--name=quay \
-v $QUAY/config:/conf/stack:Z \
-v $QUAY/storage:/datastorage:Z \
registry.redhat.io/quay/quay-rhel8:v3.13.5
2.4.3. クラウドストレージ リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ストレージの設定は、イメージストレージ セクションを参照してください。一部のユーザーにとっては、Google Cloud Platform とローカルストレージ設定の違いを比較すると役立つ場合があります。たとえば、次の YAML は Google Cloud Platform のストレージ設定を表しています。
$QUAY/config/config.yaml
- 1
- オプション: 接続から読み取ろうとしたときにタイムアウト例外が出力されるまでの時間 (秒単位)。デフォルトは
60
秒です。また、接続を試行するときにタイムアウト例外が出力されるまでの時間 (秒単位) も含まれます。デフォルトは60
秒です。
クラウドストレージを使用してレジストリーを起動する場合は、コマンドラインでの設定が必要ありません。以下に例を示します。
sudo podman run -d --rm -p 80:8080 -p 443:8443 \ --name=quay \ -v $QUAY/config:/conf/stack:Z \ registry.redhat.io/quay/quay-rhel8:v3.13.5
$ sudo podman run -d --rm -p 80:8080 -p 443:8443 \
--name=quay \
-v $QUAY/config:/conf/stack:Z \
registry.redhat.io/quay/quay-rhel8:v3.13.5