8.7. ミラーリングされたリポジトリーの作成
外部コンテナーレジストリーからリポジトリーをミラーリングする場合は、新しいプライベートリポジトリーを作成する必要があります。通常、同じ名前がターゲットリポジトリーとして使用されます (例: quay-rhel8
)。
8.7.1. リポジトリーのミラーリングの設定
ミラーリングされたリポジトリーの設定を調整するには、次の手順を使用します。
前提条件
- Red Hat Quay 設定ファイルでリポジトリーミラーリングを有効にしている。
- ミラーリングワーカーをデプロイしている。
手順
Settings タブで、Repository State を
Mirror
に設定します。Mirror タブで、タグ、スケジューリング、およびアクセス情報と共に外部レジストリーに接続するための情報を入力します。
必要に応じて、以下のフィールドに詳細を入力します。
-
Registry Location: ミラーリングする外部リポジトリー (例:
registry.redhat.io/quay/quay-rhel8
)。 - Tags: このフィールドは必須です。個別のタグまたはタグパターンのコンマ区切りのリストを入力できます。(詳細は、タグパターン のセクションを参照してください。)
- Start Date: ミラーリングが開始する日付。現在の日時がデフォルトで使用されます。
- Sync Interval: デフォルトで 24 時間ごとの同期に設定されます。これは時間または日に基づいて変更できます。
- Robot User: 新しい robot アカウントを作成するか、既存の robot アカウントを選択してミラーリングを実行します。
- Username: ミラーリングするリポジトリーを保持する外部レジストリーにアクセスするためのユーザー名。
- Password: ユーザー名に関連付けられたパスワード。パスワードにはエスケープ文字 (\) を必要とする文字を使用できないことに注意してください。
-
Registry Location: ミラーリングする外部リポジトリー (例:
8.7.2. 詳細設定
Advanced Settings セクションでは、次のオプションを使用して SSL/TLS とプロキシーを設定できます。
- Verify TLS: ターゲットのリモートレジストリーと通信するときに HTTPS を要求し、証明書を検証する場合は、このオプションを選択します。
- Accept Unsigned Images: このオプションを選択すると、署名されていないイメージをミラーリングできます。
- HTTP Proxy: ターゲットのリモートレジストリーと通信するときに HTTPS を要求し、証明書を検証する場合は、このオプションを選択します。
- HTTPS PROXY: プロキシーサーバーが必要な場合は、リモートサイトにアクセスするために必要な HTTPS プロキシーサーバーを特定します。
- No Proxy: プロキシーを必要としない場所のリスト。
8.7.3. 今すぐ同期する
ミラーリング操作を開始するには、次の手順を使用します。
手順
即時にミラーリング操作を実行するには、リポジトリーの Mirroring タブで Sync Now ボタンを押します。ログは、Usage Logs タブで利用できます。
ミラーリングが完了すると、イメージは Tags タブに表示されます。
以下は、完了した Repository Mirroring 画面の例です。