13.4. Red Hat Quay 3.9 のクォータ管理のテスト
Red Hat Quay 3.9 用にクォータ管理が設定されているため、重複イメージはリポジトリー合計に対して 1 回だけカウントされるようになりました。
次の手順を使用して、重複イメージがリポジトリー合計に対して 1 回だけカウントされることをテストします。
前提条件
- Red Hat Quay 3.9 のクォータ管理が設定されました。
手順
次のコマンドを入力して、サンプルイメージ (例:
ubuntu:18.04
) をプルします。$ podman pull ubuntu:18.04
次のコマンドを入力して、同じイメージに 2 回タグ付けします。
$ podman tag docker.io/library/ubuntu:18.04 quay-server.example.com/quota-test/ubuntu:tag1
$ podman tag docker.io/library/ubuntu:18.04 quay-server.example.com/quota-test/ubuntu:tag2
次のコマンドを入力して、サンプルイメージを組織にプッシュします。
$ podman push --tls-verify=false quay-server.example.com/quota-test/ubuntu:tag1
$ podman push --tls-verify=false quay-server.example.com/quota-test/ubuntu:tag2
Red Hat Quay UI で、Organization に移動し、Repository Name (例: uota-test/ubuntu) をクリックします。次に、Tags をクリックします。
tag1
とtag2
という 2 つのリポジトリータグがあり、それぞれ同じマニフェストを持つ必要があります。以下に例を示します。ただし、Organization のリンクをクリックすると、Total Quota Consumed が 27.94 MB であることがわかります。これは、Ubuntu イメージが一度だけ考慮されていることを意味します。
Ubuntu タグの 1 つを削除しても、Total Quota Consumed は変わりません。
注記Red Hat Quay タイムマシンを
0
秒より長く設定した場合、それらのタグがタイムマシンウィンドウを通過するまで減算は行われません。永久削除を迅速に行いたい場合は、Red Hat Quay 3.9 でのイメージタグの永久削除を参照してください。