第2章 Red Hat Quay をデバッグモードで実行する
Red Hat は、サポートケースの作成時にデバッグ情報を収集することを推奨します。Red Hat Quay をデバッグモードで実行すると、管理者がさまざまな問題に関する詳細情報を見つけるのに役立つ詳細ログが提供されます。デバッグモードを有効にすると、エラーを再現し、geo レプリケーションデプロイメント、Operator デプロイメント、スタンドアロン Red Hat Quay デプロイメント、オブジェクトストレージの問題などの解決策を検証するプロセスが高速化されます。さらに、Red Hat サポートが根本原因分析を実行するのにも役立ちます。
2.1. デバッグモードでのスタンドアロン Red Hat Quay デプロイメントの実行
Red Hat Quay をデバッグモードで実行すると、管理者がさまざまな問題に関する詳細情報を見つけるのに役立つ詳細ログが提供されます。デバッグモードを有効にすると、エラーを再現し、解決策を検証するプロセスが高速化されます。
Red Hat Quay のスタンドアロンデプロイメントをデバッグモードで実行するには、次の手順を使用します。
手順
以下のコマンドを入力して、スタンドアロンの Red Hat Quay デプロイメントをデバッグモードで実行します。
$ podman run -p 443:8443 -p 80:8080 -e DEBUGLOG=true -v /config:/conf/stack -v /storage:/datastorage -d {productrepo}/{quayimage}:{productminv}
デバッグログを表示するには、以下のコマンドを入力します。
$ podman logs quay