第8章 Red Hat Image Builder イメージを使用したプロビジョニング
Satellite で、RHEL Web コンソールを統合して、アクションの実行と、ホストの監視を行うことができます。RHEL Web コンソールを使用して、Red Hat Image Builder にアクセスし、イメージをビルドしてから HTTP サーバーにアップロードし、このイメージを使用してホストをプロビジョニングします。イメージのプロビジョニング用に Satellite を設定すると、Anaconda インストーラーがディスクをパーティションに分割し、イメージをダウンロードしてマウントし、ファイルをホストにコピーします。推奨されるイメージタイプは TAR です。
TAR イメージをビルドするためのブループリントには、常にカーネルパッケージが含まれている必要があります。
RHEL Web コンソールと Satellite の統合に関する詳細は、ホストの管理 の RHEL Web コンソールを使用したホストの管理と監視 を参照してください。
前提条件
- Red Hat Image Builder を使用して作成された既存の TAR イメージ。
手順
- Satellite で、カスタムの製品を作成し、カスタムのファイルリポジトリーをこの製品に追加して、イメージをリポジトリーにアップロードします。詳細は、コンテンツの管理 の 個別の ISO イメージとファイルのインポート を参照してください。
- Satellite Web UI で、Configure > Host Groups に移動し、使用するホストグループを選択します。
- パラメーター タブをクリックしてから、パラメーターの追加 をクリックします。
-
名前 フィールドで、
kickstart_liveimg
を入力します。 - タイプ のリストから string を選択します。
-
値 のフィールドに、イメージの保存先を参照する相対パスまたは絶対パスを
custom/product/repository/image_name
の形式で入力します。 - Submit をクリックして変更を保存します。
ベアメタルプロビジョニングや、コンピュートリソースを使用したプロビジョニングに、このイメージを使用できます。ベアメタルプロビジョニングの詳細は、5章PXE を使用したホストのプロビジョニング を参照してください。異なるコンピュートリソースを使用したプロビジョニングの詳細は、使用するコンピュートリソースに関する章を参照してください。