第6章 Satellite での使用状況メトリクスの収集


Satellite では、Red Hat が今後の開発の優先順位を決定する方法を改善し、デバッグに役立てるために、製品の使用状況に関する情報が収集されます。収集される使用状況メトリクスには、使用されている Satellite 機能やデータベース内のオブジェクトの数などの情報が含まれます。

6.1. Satellite での使用状況メトリクス収集の概要

Satellite には、satellite-maintain report generate コマンドが含まれています。このコマンドは、Satellite の使用状況を詳しく把握するためにユーザー環境から情報を収集します。

次の systemd タイマーがデータを収集します。

satellite-usage-metrics-generate.timer
このタイマーは、使用状況メトリクスの完全なリストを収集します。これは、Satellite Server 上で satellite-maintain report generate コマンドを実行し、収集したデータを /var/lib/foreman-maintain/satellite_metrics.yml ファイルに保存します。タイマーは毎週実行されます。
satellite-usage-metrics-condense.timer
このタイマーは、satellite-usage-metrics-generate.timer と同じメトリクスのセットを収集し、カスタム Red Hat Subscription Manager ファクトとしてアップロードできるように要約し、/etc/rhsm/facts/foreman.facts ファイルに保存します。タイマーは毎週実行されます。

sos report コマンドを使用して Red Hat テクニカルサポート用のレポートを生成すると、レポートには satellite_metrics.yml および /etc/rhsm/facts/foreman.facts ファイルと、sos が収集する他の設定、診断、トラブルシューティングデータが含まれます。

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