第8章 CLI を使用したアプリケーションネットワーク上のサービスの公開
サイトをリンクしてアプリケーションネットワークを作成した後、コネクターを使用して 1 つのサイトからサービスを公開し、リスナーを使用して他のサイトでそれらのサービスを利用できます。ルーティングキー は、1 つ以上のコネクターと 1 つ以上のリスナーを照合する文字列です。たとえば、ルーティングキー backend
を使用してコネクターを作成する場合、そのサービスを利用するには、ルーティングキー backend
を使用してリスナーを作成する必要があります。
このセクションでは、少なくとも 2 つのサイトを作成してリンクしていることを前提としています。
8.1. CLI を使用したコネクターの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
コネクターは、ローカルのワークロードをリモートサイトのリスナーにバインドします。リスナーとコネクターはルーティングキーを使用して照合されます。
コネクターの詳細は、コネクターの概念 を参照してください。
手順
ネットワーク上で公開するワークロードを作成します。以下に例を示します。
kubectl create deployment backend --image quay.io/skupper/hello-world-backend --replicas 3
kubectl create deployment backend --image quay.io/skupper/hello-world-backend --replicas 3
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow コネクターを作成します。
skupper connector create <name> <port> [--routing-key <name>]
skupper connector create <name> <port> [--routing-key <name>]
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下に例を示します。
skupper connector create backend 8080 --workload deployment/backend
skupper connector create backend 8080 --workload deployment/backend
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow コネクターのステータスを確認します。
skupper connector status
skupper connector status
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下に例を示します。
skupper connector status
$ skupper connector status NAME STATUS ROUTING-KEY SELECTOR HOST PORT HAS MATCHING LISTENER MESSAGE backend Pending backend app=backend 8080 false No matching listeners
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 📌 注意 デフォルトでは、ルーティングキー名はコネクターの名前に設定されています。カスタムルーティングキーを使用する場合は、
--routing-key
をカスタム名に設定します。
CLI を使用してコネクターを作成するときに考慮すべきオプションは多数あります。よく使用される オプションなどは、CLI リファレンス を参照してください。
関連情報
別の namespace からサービスを公開する必要がある場合は、YAML を使用して別の namespace のコネクターを作成する の説明に従って YAML を使用する必要があります。