第19章 YAML を使用したアプリケーションネットワーク上のサービスの公開


サイトをリンクしてアプリケーションネットワークを作成した後、コネクターを使用して 1 つのサイトからサービスを公開し、リスナーを使用して他のサイトでそれらのサービスを利用できます。ルーティングキー は、1 つ以上のコネクターと 1 つ以上のリスナーを照合する文字列です。たとえば、ルーティングキー backend を使用してコネクターを作成する場合、そのサービスを利用するには、ルーティングキー backend を使用してリスナーを作成する必要があります。

このセクションでは、少なくとも 2 つのサイトを作成してリンクしていることを前提としています。

19.1. YAML を使用したコネクターの作成

コネクターは、ローカルのワークロードをリモートサイトのリスナーにバインドします。リスナーとコネクターはルーティングキーを使用して照合されます。

コネクターの詳細は、コネクターの概念 を参照してください。

手順

  1. ネットワーク上で公開するワークロードを作成します。以下に例を示します。

    kubectl create deployment backend --image quay.io/skupper/hello-world-backend --replicas 3
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  2. コネクターリソース YAML ファイルを作成します。

    apiVersion: skupper.io/v2alpha1
    kind: Connector
    metadata:
      name: backend
      namespace: east
    spec:
      routingKey: backend
      selector: app=backend
      port: 8080
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    これにより、 サイトにコネクターが作成され、ポート 8080 のネットワーク上で backend のデプロイメントが公開されます。一致するルーティングキーの backend を使用して、別のサイトでリスナーを作成し、このサービスに対処できます。

    コネクターリソースを作成するには以下を実行します。

    kubectl apply -f <filename>
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    <filename> は、ローカルファイルシステムに保存されている YAML ファイルの名前に置き換えます。

  3. コネクターのステータスを確認します。

    kubectl get connector
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    以下に例を示します。

    NAME    STATUS  ROUTING-KEY     SELECTOR        HOST    PORT    HAS MATCHING LISTENER    MESSAGE
    backend Pending backend         app=backend             8080    false   No matching listeners
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    📌 注意 デフォルトでは、ルーティングキー名はコネクターの名前に設定されています。カスタムルーティングキーを使用する場合は、--routing-key をカスタム名に設定します。

YAML を使用してコネクターを作成するときに考慮すべきオプションは多数あります。よく使用される オプションなどは、CLI リファレンス を参照してください。

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