第3章 セルフホストエンジンのデプロイメントのトラブルシューティング
3.1. Manager 用仮想マシンのトラブルシューティング リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
手順3.1 Manager 用仮想マシンのトラブルシューティング
hosted-engine --vm-status
を実行して Manager 用仮想マシンのステータスを確認します。注記
Manager 用仮想マシンに加えた変更がステータスコマンドの出力に反映されるには、20 秒ほどかかります。Manager 用仮想マシンが通常通りに稼働中の場合には、以下のような出力が表示されます。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 管理ポータルで、任意のセルフホストエンジン用ホストを右クリックして、グローバル HA メンテナンスを有効にする を選択します。
- メンテナンスモードはコマンドラインから設定することもできます。
hosted-engine --set-maintenance --mode=global
# hosted-engine --set-maintenance --mode=global
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
- Manager 用仮想マシンが停止している場合には、その Manager 用仮想マシンを起動します。仮想マシンが稼働中の場合には、次のステップは省略してください。
hosted-engine ---vm-start
# hosted-engine ---vm-start
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - コンソールのパスワードを設定します。
hosted-engine --add-console-password
# hosted-engine --add-console-password
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - コンソールに接続します。プロンプトが表示されたら、前のステップで設定したパスワードを入力します。コンソールのオプションについての詳しい説明は、https://access.redhat.com/solutions/2221461 を参照してください。
hosted-engine --console
# hosted-engine --console
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - Manager 用仮想マシンが「down」またはヘルスが「bad」のステータスである理由を特定します。
/var/log/messages
および/var/log/ovirt-engine/engine.log
を確認します。問題を修正した後に Manager 用仮想マシンを再起動します。 - Manager 用仮想マシンに root としてログインし、
ovirt-engine
サービスが稼働中であることを確認します。systemctl status ovirt-engine.service
# systemctl status ovirt-engine.service
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - Manager 用仮想マシンが稼働中であることを確認した後には、コンソールセッションを終了して、メンテナンスモードを無効にし、HA サービスを再び有効にします。
hosted-engine --set-maintenance --mode=none
# hosted-engine --set-maintenance --mode=none
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
追加のトラブルシューティング用コマンド
重要
これらのコマンドのいずれかを実行してセルフホストエンジン環境のトラブルシューティングを行う必要がある場合には、Red Hat サポートまでご連絡ください。
hosted-engine --reinitialize-lockspace
: このコマンドは、sanlock ロックスペースが壊れている場合に使用します。sanlock ロックスペースを再初期化する前に、グローバルメンテナンスモードが有効で Manager 用仮想マシンが停止していることを確認してください。hosted-engine --clean-metadata
: ホストのエージェントのメタデータをグローバルステータスデータベースから削除します。これにより、他のホストではすべて、このホストについての情報はなくなります。ターゲットのホストが停止状態でグローバルメンテナンスモードが有効であることを確認してください。hosted-engine --check-liveliness
: このコマンドは、ovirt-engine サービスの liveliness ページを確認します。また、Web ブラウザーでhttps://engine-fqdn/ovirt-engine/services/health/
に接続して確認することもできます。hosted-engine --connect-storage
: このコマンドは、ホストと Manager 用仮想マシンに必要な全ストレージ接続の準備をするように VDSM に指示します。これは通常、セルフホストエンジンのデプロイ中にバックエンドで実行します。このコマンドを実行してストレージの問題のトラブルシューティングを行う必要がある場合には、グローバルメンテナンスモードを必ず有効にしてください。