第7章 Web ブラウザーの設定
注記
Web ブラウザーは、通信を行うアプリケーションサーバーを信頼する必要があります。アプリケーションサーバーを信頼済みリソースに追加するには、JBoss アプリケーションサーバーの IP アドレスを信頼済みホストに追加します。Red Hat Enterprise Linux では、
/etc/hosts
ファイルを編集し、このファイルが確実にホスト名検索に利用されるようにしてください。Windows では、C:\windows\system32\drivers\etc\hosts
を編集します。DNS サーバー上でもローカルのクライアントマシン上でも、この変更を加えることができます。
Kerberos realm が
KERBEROS.JBOSS.ORG
で、サーバーがホストする JBoss がtestserver
であれば、信頼済みホストとして追加する必要のある IP アドレスは testserver.kerberos.jboss.org
です。
7.1. Internet Explorer の設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Internet Explorer (IE) 上で JBoss Negotiation を有効にするというここでの説明は、Microsoft Windows 2003 上の Internet Explorer 6 が該当します。
デフォルトでは、Internet Explorer は
Local intranet
にあるサイトに対してのみSPNEGO 認証を実行します。SPNEGO ネゴシエーションを有効にするには、JBoss のサーバー URL をローカルのイントラネットサイトに追加します。
図7.1 ツール - インターネットオプション
インターネットオプション
のダイアログで、セキュリティ
タブをクリックします。セキュリティ
タブで、ローカルイントラネット
アイコンが選択されているか確認し、 ボタンをクリックします。図7.2 インターネットオプション
Local intranet
ダイアログで、JBoss がインストールされているサーバーの URL を入力し、 をクリックします。図7.3 ローカルイントラネット
サーバーが以下の
Web サイト
リストに表示されます。Internet Explorer は、JBoss インストール設定を信頼し、SPNEGO ネゴシエーションを実行します。Basic Negotiation サーブレットを使い Negotiation をテストするようにしてください (「Basic Negotiation」 参照)。