第6章 FreeIPA の設定


JBoss Negotiation を利用できるよう FreeIPA の設定する前に、FreeIPA が正しくインストール、設定されているか、またクライアントは Kerberos チケットを取得することができるか確認してください。FreeIPA の詳細文書は http://www.freeipa.org/ で入手できます。

警告

FreeIPA の対応暗号化タイプの性質上、JBoss アプリケーションサーバーを Java 6 JVM で暗号化の無制限強度が有効になった状態で実行する必要があります。
JBoss Negotiation を使いユーザー認証を行えるように FreeIPA を設定するには、以下を行う必要があります。
  • サーバーのサービスプリンシパルを作成し、HTTP サービスをそのプリンシパルに追加します。サーバーユーザーが FreeIPA と JBoss Web サーバー間をつなぎます。
  • サーバーユーザー用に Keytab ファイルを生成し、アプリケーションサーバーにそのファイルをエクスポートします。アプリケーションサーバーは keytab を使い FreeIPA にて KDC を認証します。

注記

以下の説明は、FreeIPA 1.1 に適用されます。

6.1. サービスプリンシパルの作成

JBoss Application Server の HTTP サービスを代表するサービスプリンシパルを作成し、クライアントがこのサービスのチケットをリクエストできるようにする必要があります。

注記

サービスプリンシパル作成に関する包括的な説明が http://freeipa.org/page/AdministratorsGuide#Managing_Service_Principals で確認できます。
  1. 最も簡単にサービスプリンシパルを作成するには、FreeIPA WebUI を利用します。このツールへ管理者としてアクセスしてください。
  2. Add Service Principal リンクをクリックします。

    図6.1 サービスプリンシパルの追加

  3. ホスト名をご利用中のサーバーのホスト名 (test_server.jboss.org) に、サービスタイプを HTTP に設定し Add Principal をクリックします。

    図6.2 サービスプリンシパルの表示

    注記

    サービスプリンシパルを作成するには、ホスト名を DNS とマッピングする必要があります。この手順に失敗した場合、コマンドラインから ipa-addservice HTTP/test_server.jboss.org@JBOSS.ORG --force コマンドを実行しプリンシパルを作成してください。
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