第8章 Negotiation Toolkit
Negotiation Toolkit は、利用者のアプリケーションで設定のテストを行わないでいいように、SPNEGO 設定の検証を行う Web アプリケーションです。
jboss-negotiation-toolkit.war
ファイルは https://repository.jboss.org/nexus/content/groups/public/org/jboss/security/jboss-negotiation-toolkit/2.0.3.SP1/jboss-negotiation-toolkit-2.0.3.SP1.war から入手できます。ファイルを$JBOSSHOME/server/$PROFILE/deploy
ディレクトリにコピーし Negotiation Toolkit をデプロイします。
このツールキットは、認証システム名が
SPNEGO
で、アプリケーションのセキュリティドメインも SPNEGO
と、仮定しています。いずれかが別の名前の場合、Web アプリケーションを展開アーカイブとしてデプロイし、 web.xml
と jboss-web.xml
を変更してください。
WEB-INF/web.xml
ファイルで、auth-method
の認証システムキーをアップデートします (<auth-method>SPNEGO</auth-method>
)。WEB-INF/jboss-web.xml
ファイルで、security-domain
のセキュリティドメイン名をアップデートします(<security-domain>SPNEGO</security-domain>
)。
デプロイ後、http://testserver.kerberos.jboss.org:8080/jboss-negotiation-toolkit の Negotiation Toolkit の Web アプリケーションにアクセスします。
注記
DNS を「アプリケーションのセキュリティドメインの定義」 の 前提条件:DNS 設定 で説明されているように設定してください。
8.1. 最初のページ リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Negotiation Toolkit のメインページには、SPNEGO 認証メカニズムのテストを行うツールキットユーティリティへのリンクが含まれています。上から下にリンクをしていくよう推奨しています。
図8.1 Negotiation Toolkit の最初のページ
注記
ツールキットのテストにはアプリケーションサーバーや KDC との通信を行うため、Negotiation Toolkit を利用する前にアプリケーションサーバーのインストールが完了しているようにしてください。