17.2. トランザクションコンテキスト


トランザクションが多くのサービスにまたがるためには、サービス間で特定の情報が共有される必要があります。これによりトランザクションに関する情報を伝播します。この情報は コンテキスト と呼ばれます。コーディネーションサービスは、トランザクションを開始するとアプリケーションクライアントにコンテキストを手渡しで返します。クライアントがトランザクショナルな Web サービスを呼び出すと、常にこのコンテキストが追加の隠しパラメータとして渡されます。XTS 実装は自動的にこのコンテキストを保存して伝播するため、クライアントの一部から必要なのは最小限の関与だけです。ただし、コンテキスト内にキャプチャされている情報を理解することは、なお役立ちます。この情報は コンテキストのコンテンツ に記載されています。

コンテキストのコンテンツ

トランザクション識別子
個々のトランザクションにグローバルな一意性を保証します。
トランザクションコーディネータの場所
パーティシパントが登録するためにコンタクトするエンドポイントアドレスです。

図17.2 Web Services とコンテキストフロー

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