20.2.2. パーティシパントのデプロイ


トランザクションWeb サービスおよびトランザクションクライアントは、XTS サービスアーカイブ (SAR)と並行して、アプリケーションサーバーのdeploy ディレクトリに置くことでデプロイされます。SAR は、トランザクションの管理やパーティシパントWeb サービスの登録、管理に必要なクライアントとWeb サービスAPI クラスをすべてエクスポートするようにします。コーディネーションサービスだけでなく、全WS-CやWS-Tコーディネーションサービスの実装を提供します。特に、コーディネータ発の受信メッセージを受け取る際に必要となるクライアントとWeb サービスのパーティシパントエンドポイントを公開します。
通常、トランザクショナルなアプリケーションクライアントや呼び出したトランザクションWeb サービスは、別のアプリケーションサーバーにデプロイされます。XTS SAR がこれらのコンテナのいずれかにデプロイされていれば、XTS は透過的にコーディネーションメッセージをクライアントあるいはWeb services からコーディネータ、またその逆にルーティングします。クライアントがトランザクションを開始すると、デフォルトではローカルコンテナのコーディネーションサービスを使いコンテキストを作成します。コンテキストは、ローカルのRegistration Service に対する参照を保持しているため、トランザクション内に登録されているWeb Services はいずれも、同じコンテナでコーディネーションサービスに登録されることになります。
コーディネータは、クライアントアプリケーションと同じコンテナに置かれる必要はありません。クライアントのデプロイメントを適切に設定するには、Web サービスの1つと共存するコーディネータサービス、あるいは別の専用コンテナにデプロイされているサービスをも使うことができます。別のコンテナに置かれたコーディネータをクライアントに設定する方法については、8章のスタンドアローンコーディネーションを参照してください。

警告

以前のリリースでは、同アプリケーションに同梱されている適切なXTS やTransaction Manager の.jar.war、設定ファイルを使って、XTS アプリケーションはデプロイされていました。このデプロイメントの方法は、Enterprise Application Platform ではサポートされていません。
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