2.6. バックエンドデータベースの整合性の確認


dsctl dbverify コマンドを使用すると、管理者はバックエンドデータベースの整合性を検証できます。たとえば、userroot データベースを確認するには、以下のコマンドを実行します。
  1. 必要に応じて、インスタンスのバックエンドデータベースをリスト表示します。
    # dsconf -D "cn=Directory Manager" ldap://server.example.com backend suffix list
    dc=example,dc=com (userroot)
    後のステップでデータベースの名前が必要になります。
  2. Directory Server インスタンスを停止します。
    # dsctl instance_name stop
  3. データベースを確認します。
    # dsctl instance_name dbverify userroot
    [04/Feb/2020:13:11:02.453624171 +0100] - INFO - ldbm_instance_config_cachememsize_set - force a minimal value 512000
    [04/Feb/2020:13:11:02.465339507 +0100] - WARN - ldbm_instance_add_instance_entry_callback - ldbm instance userroot already exists
    [04/Feb/2020:13:11:02.468060144 +0100] - ERR - ldbm_config_read_instance_entries - Failed to add instance entry cn=userroot,cn=ldbm database,cn=plugins,cn=config
    [04/Feb/2020:13:11:02.471079045 +0100] - ERR - bdb_config_load_dse_info - failed to read instance entries
    [04/Feb/2020:13:11:02.476173304 +0100] - ERR - libdb - BDB0522 Page 0: metadata page corrupted
    [04/Feb/2020:13:11:02.481684604 +0100] - ERR - libdb - BDB0523 Page 0: could not check metadata page
    [04/Feb/2020:13:11:02.484113053 +0100] - ERR - libdb - /var/lib/dirsrv/slapd-instance_name/db/userroot/entryrdn.db: BDB0090 DB_VERIFY_BAD: Database verification failed
    [04/Feb/2020:13:11:02.486449603 +0100] - ERR - dbverify_ext - verify failed(-30970): /var/lib/dirsrv/slapd-instance_name/db/userroot/entryrdn.db
    dbverify failed
  4. 検証プロセスで問題が報告された場合は、手動で修正するか、バックアップを復元します。
  5. Directory Server インスタンスを起動します。
    # dsctl instance_name start
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