46.3. コアダンプの分析
注記
vmcore
ダンプファイルを分析するには、crash パッケージおよび kernel-debuginfo パッケージがインストールされている必要があります。これを行うには、root
で次のコマンドを実行します。
yum install --enablerepo=rhel-debuginfo crash kernel-debuginfo
~]# yum install --enablerepo=rhel-debuginfo crash kernel-debuginfo
Red Hat Enterprise Linux に新しいパッケージをインストールする方法の詳細は、パートII「パッケージ管理」 を参照してください。
システムクラッシュの原因を確認するには、crash ユーティリティーを使用できます。このユーティリティーを使用すると、実行中の Linux システム、および
netdump
、diskdump
、xendump
、または kdump
によって作成されたコアダンプを対話的に分析できます。開始すると、GNU Debugger (GDB)と非常に似ている対話式のプロンプトが表示されます。
シェルプロンプトで次の形式のコマンドを入力してユーティリティーを起動します。
crash /var/crash/timestamp/vmcore /usr/lib/debug/lib/modules/kernel/vmlinux
crash /var/crash/timestamp/vmcore /usr/lib/debug/lib/modules/kernel/vmlinux
カーネル のバージョンは、
kdump
が取得したバージョンと同じである必要があることに注意してください。現在実行中のカーネルを確認するには、uname -r コマンドを使用します。
例46.2 crash ユーティリティーの実行
対話式プロンプトを終了して crash を終了するには、exit と入力します。
46.3.1. メッセージバッファーの表示 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
カーネルメッセージバッファーを表示するには、対話式プロンプトで log コマンドを入力します。
例46.3 カーネルメッセージバッファーの表示
このコマンドの使用方法についての詳しい情報を参照するには、help log を入力します。