9.2.2. ディスククォータに関するレポート
ディスク使用状況のレポートを作成するには、repquota ユーティリティーの実行が必要になります。たとえば、コマンド repquota /home により、以下のような出力が表示されます。
クォータが有効なすべてのファイルシステム (オプション
-a) のディスク使用状況レポートを表示するには、次のコマンドを使用します。
repquota -a
repquota -a
レポートは読みやすいですが、いくつか説明しておくべき点があります。各ユーザーの後に表示される
--を利用すると、ブロック制限または inode 制限を超えたかどうかをすばやく判断できます。いずれかのソフト制限を超えると、対応する - の代わりに + が表示されます。最初の - はブロックの制限を表し、2 つ目は inode の制限を表します。
grace 列は通常空白です。ソフト制限が超過した場合、その列には猶予期間に残り時間量に相当する時間指定が含まれます。猶予期間が過ぎると、代わりに none が表示されます。