6.7. デバイスプロトコルによるマルチパスの無効化
device
プロトコルを使用して、デバイスのマルチパスを無効にできます。
手順
オプション: パスが使用するプロトコルを表示します。
# multipathd show paths raw format "%d %P" | grep sdb sdb scsi:fcp
protocol
パラメーターを使用して、/etc/multipath.conf
設定ファイルのデバイスを無効にします。protocol
パラメーターは正規表現を受け取り、一致するプロトコル文字列を持つすべてのデバイスをブラックリストに登録します。たとえば、すべての nvme デバイスでマルチパスを無効にするには、以下を使用します。blacklist { protocol "nvme" }
DM Multipath は、
scsi:fcp
、scsi:spi
、scsi:ssa
、scsi:sbp
、scsi:srp
、scsi:iscsi
、scsi:sas
、scsi:adt
、scsi:ata
、scsi:unspec
、ccw
、cciss
、nvme:pcie
、nvme:rdma
、nvme:fc
、nvme:tcp
、nvme:loop
、nvme:apple-nvme
、nvme:unspec
、undef
などのprotocol
文字列を認識します。次のいずれかのコマンドを実行してマルチパス設定ファイルを変更した後、
/etc/multipath.conf
ファイルを検証します。設定エラーを表示するには、以下のコマンドを実行します。
# multipath -t > /dev/null
変更が追加された新しい設定を表示するには、以下のコマンドを実行します。
# multipath -t
/etc/multipath.conf
ファイルを再読み込みし、multipathd
デーモンを再設定して変更を反映します。# service multipathd reload