6.7. デバイスプロトコルによるマルチパスの無効化


device プロトコルを使用して、デバイスのマルチパスを無効にできます。

手順

  1. オプション: パスが使用するプロトコルを表示します。

    # multipathd show paths raw format "%d %P" | grep sdb
    sdb scsi:fcp
  2. protocol パラメーターを使用して、/etc/multipath.conf 設定ファイルのデバイスを無効にします。

    protocol パラメーターは正規表現を受け取り、一致するプロトコル文字列を持つすべてのデバイスをブラックリストに登録します。たとえば、すべての nvme デバイスでマルチパスを無効にするには、以下を使用します。

    blacklist {
            protocol "nvme"
    }

    DM Multipath は、scsi:fcpscsi:spiscsi:ssascsi:sbpscsi:srpscsi:iscsiscsi:sasscsi:adtscsi:atascsi:unspecccwccissnvme:pcienvme:rdmanvme:fcnvme:tcpnvme:loopnvme:apple-nvmenvme:unspecundef などの protocol 文字列を認識します。

  3. 次のいずれかのコマンドを実行してマルチパス設定ファイルを変更した後、/etc/multipath.conf ファイルを検証します。

    • 設定エラーを表示するには、以下のコマンドを実行します。

      # multipath -t > /dev/null
    • 変更が追加された新しい設定を表示するには、以下のコマンドを実行します。

      # multipath -t
  4. /etc/multipath.conf ファイルを再読み込みし、multipathd デーモンを再設定して変更を反映します。

    # service multipathd reload
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.