6.3. WWID によるマルチパスの無効化
WWID (World-Wide Identification) を使用して、個々のデバイスでマルチパスを無効にできます。
手順
デバイスの WWID を検索します。
# multipathd show paths raw format "%d %w" | grep sdb sdb 3600508b4001080520001e00011700000
wwid
エントリーを使用して、/etc/multipath.conf
設定ファイルのデバイスを無効にします。次の例は、WWID が
3600508b4001080520001e00011700000
のデバイスを無効にする DM マルチパス設定ファイル内の行を示します。blacklist { wwid 3600508b4001080520001e00011700000 }
次のいずれかのコマンドを実行してマルチパス設定ファイルを変更した後、
/etc/multipath.conf
ファイルを検証します。設定エラーを表示するには、以下のコマンドを実行します。
# multipath -t > /dev/null
変更が追加された新しい設定を表示するには、以下のコマンドを実行します。
# multipath -t
/etc/multipath.conf
ファイルを再読み込みし、multipathd
デーモンを再設定して変更を反映します。# service multipathd reload