第6章 MTA を使用したアプリケーションの管理
Migration Toolkit for Applications (MTA) ユーザーインターフェイスを使用して、次のタスクを実行できます。
- アプリケーションを追加する
- アプリケーション認証情報を割り当てる
- アプリケーションのリストをインポートする
- アプリケーションリストをインポートするための CSV テンプレートをダウンロードする
- アプリケーションの Migration Wave を作成する
- Migration Wave に関する Jira 課題を作成する
MTA ユーザーインターフェイスアプリケーションには、次の属性があります。
- Name (自由記述)
- Description (任意、自由記述)
- Business service (任意、リストから選択)
- Tags (任意、リストから選択)
- Owner (任意、リストから選択)
- Contributors (任意、リストから選択)
- Source code (ユーザーが入力したパス)
- Binary (ユーザーが入力したパス)
6.1. 新しいアプリケーションの追加
後で評価と分析を行うために、Application Inventory に新しいアプリケーションを追加できます。
アプリケーションを作成する前に、Business services を設定し、Tags と Tag categories を確認し、必要に応じて追加を作成します。
前提条件
- MTA サーバーにログイン済みである。
手順
- Migration ビューで、Application Inventory をクリックします。
- Create new をクリックします。
Basic information で、次のフィールドに入力します。
- Name: 新しいアプリケーションの一意の名前
- Description: アプリケーションの簡単な説明 (任意)
- Business service: アプリケーションの目的 (任意)
- Manual tags: アプリケーションを特徴別に分類するソフトウェアタグ (任意、1 つ以上)
- Owner: ドロップダウンリストから登録されたソフトウェア所有者 (任意)
- Contributors: ドロップダウンリストに含まれるコントリビューター (任意、1 人以上)
- Comments: アプリケーションに関する関連するコメント (任意)
Source Code をクリックし、次のフィールドに入力します。
- Repository type: Git または Subversion
Source Repository: ソフトウェアコードが保存されているリポジトリーの URL
- Subversion の場合: リポジトリーのルートへの URL、または (オプション) ブランチとネストされたディレクトリーを含む完全修飾 URL のいずれかである必要があります。完全修飾の場合、Branch と Root path は空白にする必要があります。
Branch: リポジトリー内のアプリケーションコードブランチ (任意)。
-
Git の場合: 任意の参照 (
commit-hash
、branch
、またはtag
) になります。 -
Subversion の場合: ブランチまたはタグへの完全修飾パスになります (例:
branches/stable
またはtags/stable
)。ソースリポジトリー URL にブランチが含まれている場合、空白にする必要があります。
-
Git の場合: 任意の参照 (
Root path: 対象アプリケーションのリポジトリー内のルートパス (任意)。
- Subversion の場合: ソースリポジトリー URL にルートパスが含まれている場合、空白にする必要があります。
注記: Branch または Root path フィールドに値を入力すると、Source repository フィールドが必須になります。
オプション: Binary をクリックして、次のフィールドに入力します。
- Group: アプリケーションアーティファクトの Maven グループ。
- Artifact: アプリケーションの Maven アーティファクト。
- Version: アプリケーションのソフトウェアバージョン。
-
Packaging: アプリケーションアーティファクトのパッケージ (
JAR
、WAR
、EAR
など)。
注記: Binary セクションのフィールドのいずれかに値を入力すると、すべてのフィールドが自動的に必須になります。
- Create をクリックします。新しいアプリケーションが定義済みアプリケーションのリストに表示されます。
自動タスク
Application Inventory に新しいアプリケーションを追加した後、カーソルをアプリケーション名の上に置くと、アプリケーションした際に生成された自動タスクが表示されます。言語検出タスクは、アプリケーション内のプログラミング言語を識別します。テクノロジー検出タスクは、アプリケーション内の特定のテクノロジーを識別します。タスクによってアプリケーションに適切なタグが自動的に追加されるため、アプリケーションに手動でタグを割り当てる手間が軽減されます。これらのタスクが完了すると、アプリケーションに追加されたタグの数が Tags 列の下に表示されます。タグを表示するには、次の手順を実行します。
- アプリケーションの行のエントリーをクリックします。サイドペインが開きます。
- Tags タブをクリックします。アプリケーションに付加されたタグが表示されます。
必要に応じて手動でタグを追加できます。MTA はアプリケーションを分析するときに、アプリケーションに追加のタグを自動的に追加できます。