20.2. Red Hat サポート向けの低レイテンシーのチューニングデバッグデータの収集
サポートケースを作成する際、ご使用のクラスターに関するデバッグ情報を Red Hat サポートに提供していただくと Red Hat のサポートに役立ちます。
				must-gather ツールを使用すると、ノードのチューニング、NUMA トポロジー、および低レイテンシーの設定に関する問題のデバッグに必要な OpenShift Container Platform クラスターに関する診断情報を収集できます。
			
迅速なサポートを得るには、OpenShift Container Platform と低レイテンシーチューニングの両方の診断情報を提供してください。
20.2.1. must-gather ツールについて
					oc adm must-gather CLI コマンドは、以下のような問題のデバッグに必要となる可能性のあるクラスターからの情報を収集します。
				
- リソース定義
- 監査ログ
- サービスログ
					--image 引数を指定してコマンドを実行する際にイメージを指定できます。イメージを指定する際、ツールはその機能または製品に関連するデータを収集します。oc adm must-gather を実行すると、新しい Pod がクラスターに作成されます。データは Pod で収集され、must-gather.local で始まる新規ディレクトリーに保存されます。このディレクトリーは、現行の作業ディレクトリーに作成されます。
				
20.2.2. 低遅延チューニングデータの収集
					oc adm must-gather CLI コマンドを使用してクラスターに関する情報を収集できます。これには、以下を始めとする低レイテンシーチューニングに関連する機能およびオブジェクトが含まれます。
				
- Node Tuning Operator namespace と子オブジェクト
- 
							MachineConfigPoolおよび関連付けられたMachineConfigオブジェクト
- Node Tuning Operator および関連付けられた Tuned オブジェクト
- Linux カーネルコマンドラインオプション
- CPU および NUMA トポロジー
- 基本的な PCI デバイス情報と NUMA 局所性
前提条件
- 
							cluster-adminロールを持つユーザーとしてクラスターにアクセスできる。
- OpenShift Container Platform CLI (oc) がインストールされている。
手順
- 
							must-gatherデータを保存するディレクトリーに移動します。
- 次のコマンドを実行してデバッグ情報を収集します。 - oc adm must-gather - $ oc adm must-gather- Copy to Clipboard Copied! - Toggle word wrap Toggle overflow - 出力例 - Copy to Clipboard Copied! - Toggle word wrap Toggle overflow 
- 作業ディレクトリーに作成された - must-gatherディレクトリーから圧縮ファイルを作成します。たとえば、Linux オペレーティングシステムを使用するコンピューターで以下のコマンドを実行します。- tar cvaf must-gather.tar.gz must-gather-local.5421342344627712289 - $ tar cvaf must-gather.tar.gz must-gather-local.5421342344627712289- 1 - Copy to Clipboard Copied! - Toggle word wrap Toggle overflow - 1
- must-gather-local.5421342344627712289//を、- must-gatherツールによって作成されたディレクトリー名に置き換えます。
 注記- 圧縮ファイルを作成して、サポートケースにデータを添付したり、パフォーマンスプロファイルの作成時に Performance Profile Creator ラッパースクリプトで使用したりできます。 
- 圧縮ファイルを Red Hat カスタマーポータル で作成したサポートケースに添付します。