第4章 通信事業者向け RAN DU リファレンス設計仕様


通信事業者 RAN DU リファレンス設計仕様 (RDS) は、無線アクセスネットワーク (RAN) で 5G ワークロードをホストする、コモディティーハードウェア上で実行されるクラスターの設定を表したものです。テスト済みでサポート対象の推奨設定を記録したものであり、通信事業者 RAN DU プロファイルを実行するクラスターで、信頼性が高く再現性のあるパフォーマンスを実現します。

使用モデルとシステムレベルの情報を使用して、マネージドシングルノード OpenShift クラスターの通信事業者 RAN DU ワークロード、クラスターリソース、および最小ハードウェア仕様を計画してください。

個々のコンポーネントの具体的な制限、要件、およびエンジニアリングに関する考慮事項は、それぞれのセクションで説明します。

4.1. 通信事業者 RAN DU 5G デプロイメントのリファレンス設計仕様

Red Hat と認定パートナーは、OpenShift Container Platform 4.19 クラスターで通信事業者アプリケーションを運用するのに必要なネットワークおよび運用機能に関する深い技術的専門知識とサポートを提供します。

Red Hat の通信パートナーは、エンタープライズ 5G ソリューション向けに大規模に複製できる、十分に統合され、十分にテストされた安定した環境を必要としています。通信事業者コアおよび RAN DU リファレンス設計仕様 (RDS) では、OpenShift Container Platform の特定のバージョンに基づいて推奨されるソリューションアーキテクチャーの概要が示されています。各 RDS は、通信事業者コアおよび RAN DU 使用モデル向けにテストおよび検証されたプラットフォーム設定を表したものです。RDS は、通信事業者の 5G コアと RAN DU の重要な KPI セットを定義することで、アプリケーションを実行する際の最適なエクスペリエンスを保証します。RDS に従うことで、重大度の高いエスカレーションが最小限に抑えられ、アプリケーションの安定性が向上します。

5G のユースケースは進化しており、ワークロードは継続的に変化しています。Red Hat は、お客様とパートナーからのフィードバックに基づいて、通信事業者コアと RAN DU RDS を継続的に改善し、要件の変化に対応することに取り組んでいます。

注記

ARM ベースのプラットフォームのサポートは、現在、OpenShift Container Platform 4.19 の開発者プレビュー機能です。どの情報もリリース時に変更される可能性があります。詳細は、Red Hat ナレッジベース記事 How to use ARM platform hardware in OpenShift 4.19 Telco RDS (Developer Preview) を参照してください。

リファレンス設定には、ファーエッジクラスターとハブクラスターコンポーネントの設定が含まれています。

このドキュメントのリファレンス設定は、次の図に示すように、一元的に管理されるハブクラスターインフラストラクチャーを使用してデプロイされます。

図4.1 通信事業者 RAN DU デプロイメントアーキテクチャー

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