第1章 Red Hat OpenShift 用パワーモニタリング 0.5 (テクノロジープレビュー) のリリースノート


このリリースノートでは、OpenShift Container Platform の Red Hat OpenShift 用パワーモニタリングの開発状況を追跡します。

Power Monitoring Operator の概要は、パワーモニタリングについて を参照してください。

1.1. パワーモニタリング 0.5 (テクノロジープレビュー) リリースノートの概要

重要

パワーモニタリングはテクノロジープレビュー機能です。テクノロジープレビュー機能は、Red Hat 製品のサービスレベルアグリーメント (SLA) の対象外であり、機能的に完全ではないことがあります。Red Hat は、実稼働環境でこれらを使用することを推奨していません。テクノロジープレビュー機能は、最新の製品機能をいち早く提供して、開発段階で機能のテストを行い、フィードバックを提供していただくことを目的としています。

Red Hat のテクノロジープレビュー機能のサポート範囲に関する詳細は、テクノロジープレビュー機能のサポート範囲 を参照してください。

Red Hat OpenShift 用パワーモニタリングを使用すると、ワークロードの電力使用量を監視し、コンテナーレベルで測定された CPU や DRAM などの主要な電力消費メトリクスを使用して、OpenShift Container Platform クラスター内で実行されている消費電力が最も多い namespace を特定できます。

パワーモニタリングおよび Power Monitoring Operator のこのリリースは、より正確なデータを提供し、新しいダッシュボードを備え、一部の機能が削除されています。

パワーモニタリングおよび Power Monitoring Operator のこのリリースは、以下でサポートされています。

  • OpenShift Container Platform 4.17 以降
  • ベアメタルデプロイメント

1.1.1. パワーモニタリングテクノロジープレビュー 0.5 の新機能

Kepler プロジェクトをベースとする Red Hat OpenShift 用パワーモニタリングと Power Monitoring Operator のこのリリースには、次の新機能が含まれています。

  • PowerMonitor カスタムリソース定義 (CRD) のデプロイと削除

1.1.2. パワーモニタリングテクノロジープレビュー 0.5 の機能拡張

Kepler プロジェクトをベースとする Red Hat OpenShift 用パワーモニタリングと Power Monitoring Operator のこのリリースには、次の機能強化が含まれています。

  • ノード Running Average Power Limit (RAPL) ゾーンの動的検出
  • アクティブな CPU 使用率に基づくより正確な電力測定
  • 仮想マシン (VM)、コンテナー、Pod の検出の改善
  • プロセス、コンテナー、仮想マシン、Pod のラベル値の関連性向上
  • ホストの /proc および /sys への readonly アクセスのみを要求

    • CAP_SYSADMINCAP_BPF が不要に
  • 以前の Kepler 実装と比較してリソース使用量を大幅に削減
  • 次のレベルのマルチレベルエネルギー追跡:

    • node
    • process
    • container
    • VM
    • pod
  • 設定可能な保持ポリシーによる終了したワークロードの追跡
  • 終了したリソースのエネルギーベースの優先順位付け
  • 設定可能な間隔と古さの検出によるリアルタイムのデータ収集

1.1.2.1. ダッシュボードの更新

この更新により、Red Hat OpenShift 用パワーモニタリングのダッシュボードが次のように変更されました。

  • Power Monitor / Overview ダッシュボードが更新されました。
  • Power Monitor / Namespace (Pods) ダッシュボードが更新されました。
重要

古いメトリクスとダッシュボードがサポートされなくなりました。独自のカスタムダッシュボードまたはクエリーを管理している場合は、新しいバージョンに更新する必要があります。

1.1.3. パワーモニタリング 0.5 (テクノロジープレビュー) の非推奨機能と削除された機能

  • Red Hat OpenShift パワーモニタリングテクノロジープレビュー 0.5 リリースでは、Kepler カスタムリソースが非推奨となり、今後のリリースで削除される予定です。代わりに PowerMonitor カスタムリソースを使用してください。
  • Red Hat OpenShift パワーモニタリングテクノロジープレビュー 0.5 リリースでは、Redfish 設定が削除されました。この設定は、以前のバージョンのパワーモニタリングでサポートされなくなりました。

1.1.4. パワーモニタリング 0.5 (テクノロジープレビュー) サポート表

このリリースには、次のサポートの更新が含まれています。

Expand
表1.1 Power Monitoring Operator のサポート対象バージョンの表

Kepler

0.10.2

Power Monitoring Operator

0.20.0

Expand
表1.2 パワーモニタリングのサポート対象プラットフォーム

OpenShift Container Platform

4.17 以降

ベアメタル

X

重要

仮想マシンへのインストールはサポートされておらず、機能しません。

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