第3章 OVN-Kubernetes のトラブルシューティング


OVN-Kubernetes には、組み込みのヘルスチェックとログのソースが多数あります。以下のセクションの手順に従ってクラスターを調査してください。サポートケースが必要な場合は、サポートガイド に従って、must-gather を使用して追加情報を収集してください。-- gather_network_logs は、サポートから指示された場合にのみ使用してください。

3.1. readiness プローブを使用した OVN-Kubernetes の正常性の監視

ovnkube-control-plane および ovnkube-node Pod には、readiness プローブが設定されたコンテナーがあります。

前提条件

  • OpenShift CLI (oc) へのアクセスがある。
  • cluster-admin 権限でクラスターにアクセスできる。
  • jq がインストールされている。

手順

  1. 次のコマンドを実行して、ovnkube-node readiness プローブの詳細を確認します。

    $ oc get pods -n openshift-ovn-kubernetes -l app=ovnkube-node \
    -o json | jq '.items[0].spec.containers[] | .name,.readinessProbe'
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    ovnkube-node Pod 内のノースバウンドおよびサウスバウンドのデータベースコンテナーの Readiness プローブは、データベースと ovnkube-controller コンテナーの正常性をチェックします。

    ovnkube-node Pod の ovnkube-controller コンテナーには、OVN-Kubernetes CNI 設定ファイルの存在を確認するための readiness プローブがあります。この設定ファイルがない場合、Pod が実行中でないか、Pod を設定するリクエストを受け入れる準備ができていません。

  2. 次のコマンドを使用して、プローブの失敗を含む namespace のすべてのイベントを表示します。

    $ oc get events -n openshift-ovn-kubernetes
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  3. 特定の Pod のみのイベントを表示します。

    $ oc describe pod ovnkube-node-9lqfk -n openshift-ovn-kubernetes
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  4. クラスターネットワーク Operator からのメッセージとステータスを表示します。

    $ oc get co/network -o json | jq '.status.conditions[]'
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  5. 次のスクリプトを実行して、ovnkube-node Pod 内の各コンテナーの ready ステータスを表示します。

    $ for p in $(oc get pods --selector app=ovnkube-node -n openshift-ovn-kubernetes \
    -o jsonpath='{range.items[*]}{" "}{.metadata.name}'); do echo === $p ===;  \
    oc get pods -n openshift-ovn-kubernetes $p -o json | jq '.status.containerStatuses[] | .name, .ready'; \
    done
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    注記

    すべてのコンテナーのステータスが true として報告されることが期待されます。readiness プローブが失敗すると、ステータスが false に設定されます。

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