11.4. DPU でワークロードを実行する
DPU でワークロードを実行すると、ネットワーク、セキュリティー、ストレージなどの特殊なインフラストラクチャータスクを専用の処理ユニットにオフロードできるようになります。これにより、パフォーマンスが向上し、インフラストラクチャーとアプリケーションのワークロード間のセキュリティー境界が強化され、ホストの CPU リソースが解放されます。
11.4.1. DPU でワークロードを実行する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
DPU にワークロードをデプロイするには、次の手順に従います。
前提条件
-
OpenShift CLI (
oc
) がインストールされている。 -
cluster-admin
権限を持つアカウントが利用可能である。 - DPU Operator がインストールされている。
手順
次の YAML を使用してホスト側にサンプルワークロードを作成し、ファイルを
workload-host.yaml
として保存します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
- ワークロードがデプロイされるノードの名前。
次のコマンドを実行して、ワークロードを作成します。
oc apply -f workload-host.yaml
$ oc apply -f workload-host.yaml
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
11.4.2. DPU 上にサービスファンクションチェーンを作成する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ネットワークサービスチェイニング (サービスファンクションチェイニング (SFC) とも呼ばれる) は、ソフトウェア定義ネットワーク (SDN) 機能を使用して、接続されたネットワークサービスのチェーンを作成する機能です。このチェーンには、ファイアウォール、ネットワークアドレス変換 (NAT)、侵入防止といった L4-7 サービスなどが含まれます。
以下の手順に従い、DPU 上でサービスファンクションチェーン内に my-network-function
ネットワーク機能を作成します。
前提条件
-
OpenShift CLI (
oc
) がインストールされている。 -
cluster-admin
権限を持つアカウントがある。 - DPU Operator をインストールします。
手順
次の YAML ファイルの例を
sfc.yaml
として保存します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow DPU ノードで次のコマンドを実行してチェーンを作成します。
oc apply -f sfc.yaml
$ oc apply -f sfc.yaml
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow