2.2. OpenShift CLI の設定


2.2.1. タブ補完の有効化

Bash または Zsh シェルのタブ補完を有効にできます。

2.2.1.1. Bash のタブ補完の有効化

OpenShift CLI (oc) ツールをインストールした後に、タブ補完を有効にして oc コマンドの自動補完を実行するか、Tab キーを押す際にオプションの提案が表示されるようにできます。次の手順では、Bash シェルのタブ補完を有効にします。

前提条件

  • OpenShift CLI (oc) がインストールされている。
  • bash-completion パッケージがインストールされている。

手順

  1. Bash 補完コードをファイルに保存します。

    $ oc completion bash > oc_bash_completion
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
  2. ファイルを /etc/bash_completion.d/ にコピーします。

    $ sudo cp oc_bash_completion /etc/bash_completion.d/
    Copy to Clipboard Toggle word wrap

    さらにファイルをローカルディレクトリーに保存した後に、これを .bashrc ファイルから取得できるようにすることができます。

タブ補完は、新規ターミナルを開くと有効になります。

2.2.1.2. Zsh のタブ補完の有効化

OpenShift CLI (oc) ツールをインストールした後に、タブ補完を有効にして oc コマンドの自動補完を実行するか、Tab キーを押す際にオプションの提案が表示されるようにできます。次の手順では、Zsh シェルのタブ補完を有効にします。

前提条件

  • OpenShift CLI (oc) がインストールされている。

手順

  • oc のタブ補完を .zshrc ファイルに追加するには、次のコマンドを実行します。

    $ cat >>~/.zshrc<<EOF
    autoload -Uz compinit
    compinit
    if [ $commands[oc] ]; then
      source <(oc completion zsh)
      compdef _oc oc
    fi
    EOF
    Copy to Clipboard Toggle word wrap

タブ補完は、新規ターミナルを開くと有効になります。

2.2.2. oc CLI を使用して kubeconfig にアクセスする

oc CLI を使用して OpenShift クラスターにログインし、コマンドラインからクラスターにアクセスするための kubeconfig ファイルを取得できます。

前提条件

  • OpenShift Container Platform Web コンソールまたは API サーバーエンドポイントにアクセスできる。

手順

  1. 次のコマンドを実行して、OpenShift クラスターにログインします。

    $ oc login <api-server-url> -u <username> -p <password> 
    1
    2
    3
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
    1
    完全な API サーバー URL を指定します。たとえば、https://api.my-cluster.example.com:6443 などです。
    2
    有効なユーザー名を指定します。たとえば、kubeadmin などです
    3
    指定されたユーザーのパスワードを入力します。たとえば、クラスターのインストール中に生成される kubeadmin パスワードなどです。
  2. 次のコマンドを実行して、クラスター設定をローカルファイルに保存します。

    $ oc config view --raw > kubeconfig
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
  3. 次のコマンドを実行して、エクスポートされたファイルを指すように KUBECONFIG 環境変数を設定します。

    $ export KUBECONFIG=./kubeconfig
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
  4. 次のコマンドを実行し、oc を使用して OpenShift クラスターと対話します。

    $ oc get nodes
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注記

エクスポートした kubeconfig ファイルをセッション間またはマシン間で再利用する予定の場合は、ファイルを安全に保存し、ソース管理にコミットしないようにしてください。

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