第8章 SiteConfig リソースを使用した高度なマネージドクラスター設定


SiteConfig カスタムリソース (CR) を使用して、インストール時にマネージドクラスターにカスタム機能と設定をデプロイできます。

重要

SiteConfig v1 は、OpenShift Container Platform バージョン 4.18 以降では非推奨になります。ClusterInstance カスタムリソースを使用する SiteConfig Operator を通じて、同等の改良された機能が利用できるようになりました。詳細は、Procedure to transition from SiteConfig CRs to the ClusterInstance API を参照してください。

SiteConfig Operator の詳細は、SiteConfig を参照してください。

8.1. GitOps ZTP パイプラインでの追加インストールマニフェストのカスタマイズ

GitOps Zero Touch Provisioning (ZTP) パイプラインのインストールフェーズに追加するマニフェストセットを定義できます。これらのマニフェストは SiteConfig カスタムリソース (CR) にリンクされ、インストール時にクラスターに適用されます。インストール時に MachineConfig CR を含めると、インストール作業が効率的になります。

前提条件

  • カスタムサイトの設定データを管理する Git リポジトリーを作成している。リポジトリーはハブクラスターからアクセス可能で、Argo CD アプリケーションのソースリポジトリーとして定義されている必要があります。

手順

  1. GitOps ZTP パイプラインがクラスターインストールのカスタマイズ使用する、追加のマニフェスト CR のセットを作成します。
  2. カスタム /siteconfig ディレクトリーに、追加のマニフェスト用のサブディレクトリー /custom-manifest を作成します。以下の例は、/custom-manifest フォルダーを持つ /siteconfig のサンプルを示しています。

    siteconfig
    ├── site1-sno-du.yaml
    ├── site2-standard-du.yaml
    ├── extra-manifest/
    └── custom-manifest
        └── 01-example-machine-config.yaml
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
    注記

    全体で使用されているサブディレクトリー名 /custom-manifest および /extra-manifest は、名前の例にすぎません。これらの名前を使用する必要はなく、これらのサブディレクトリーに名前を付ける方法に制限はありません。この例では、/extra-manifest は、ztp-site-generate コンテナーの /extra-manifest の内容を保存する Git サブディレクトリーを指します。

  3. カスタムの追加マニフェスト CR を siteconfig/custom-manifest ディレクトリーに追加します。
  4. SiteConfig CR で、extraManifests.searchPaths フィールドにディレクトリー名を入力します。例:

    clusters:
    - clusterName: "example-sno"
      networkType: "OVNKubernetes"
      extraManifests:
        searchPaths:
          - extra-manifest/ 
    1
    
          - custom-manifest/ 
    2
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
    1
    ztp-site-generate コンテナーからコピーされたマニフェストのフォルダー。
    2
    カスタムマニフェストのフォルダー。
  5. SiteConfig/extra-manifest、および /custom-manifest CR を保存し、サイト設定リポジトリーにプッシュします。

クラスターのプロビジョニング中に、GitOps ZTP パイプラインは、/custom-manifest ディレクトリー内の CR を、extra-manifest/ に保存されている追加マニフェストのデフォルトのセットに追加します。

注記

バージョン 4.14 以降、extraManifestPath には非推奨の警告が表示されます。

extraManifestPath は引き続きサポートされていますが、extraManifests.searchPaths を使用することを推奨します。SiteConfig ファイルで extraManifests.searchPaths を定義すると、GitOps ZTP パイプラインはサイトのインストール中に ztp-site-generate コンテナーからマニフェストを取得しません。

Siteconfig CR で extraManifestPathextraManifests.searchPaths の両方を定義した場合は、extraManifests.searchPaths に定義された設定が優先されます。

/extra-manifest の内容を ztp-site-generate コンテナーから抽出し、GIT リポジトリーにプッシュすることを強く推奨します。

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