第28章 ReferenceGrant [gateway.networking.k8s.io/v1beta1]
- 説明
ReferenceGrant は、ポリシーと同じ namespace 内の指定された種類のリソースを参照することが信頼されている、他の namespace 内のリソースの種類を特定します。
各 ReferenceGrant は、一意の信頼関係を表すために使用できます。追加の Reference Grant を使用すると、定義先の namespace のインバウンド参照の信頼済みソースセットに追加できます。
Gateway API 内の namespace をまたいだすべての参照 (namespace をまたぐ Gateway とルートの接続を除く) には、ReferenceGrant が必要です。
ReferenceGrant は、namespace をまたぐ許可済みのオブジェクト参照をユーザーがアサートできるようにする実行時検証の形式です。ReferenceGrant をサポートする実装では、許可がない namespace をまたぐ参照を許可してはなりません。また、許可が削除された場合は、その許可に基づくアクセスを取り消すことで応答する必要があります。
- 型
-
object
28.1. 仕様 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
プロパティー | 型 | 説明 |
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| apiVersion はオブジェクトのこの表現のバージョンスキーマを定義します。サーバーは認識されたスキーマを最新の内部値に変換し、認識されない値は拒否することがあります。詳細は、https://git.k8s.io/community/contributors/devel/sig-architecture/api-conventions.md#resources を参照してください。 |
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| kind はこのオブジェクトが表す REST リソースを表す文字列の値です。サーバーはクライアントが要求を送信するエンドポイントからこれを推測できることがあります。これは更新できません。CamelCase を使用します。詳細は、https://git.k8s.io/community/contributors/devel/sig-architecture/api-conventions.md#types-kinds を参照してください。 |
| 標準オブジェクトのメタデータ。詳細は、https://git.k8s.io/community/contributors/devel/sig-architecture/api-conventions.md#metadata を参照してください。 | |
|
| spec は、ReferenceGrant の望ましい状態を定義します。 |
28.1.1. .spec リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- 説明
- spec は、ReferenceGrant の望ましい状態を定義します。
- 型
-
object
- 必須
-
from
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to
-
プロパティー | 型 | 説明 |
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| from は、"To" で記述されたリソースを参照できる信頼済み namespace と kind を記述します。このリストの各エントリーは、参照元として有効な追加の場所であるとみなされる必要があります。言い換えると、エントリーは OR を使用して結合される必要があります。 サポート: Core |
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| ReferenceGrantFrom は、信頼済み namespace と kind を記述します。 |
|
| to は、"From" で記述されたリソースによって参照される可能性のあるリソースを記述します。このリストの各エントリーは、参照先として有効な追加の場所であるとみなされる必要があります。言い換えると、エントリーは OR を使用して結合される必要があります。 サポート: Core |
|
| ReferenceGrantTo は、参照先として許可される Kinds を記述します。 |
28.1.2. .spec.from リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- 説明
from は、"To" で記述されたリソースを参照できる信頼済み namespace と kind を記述します。このリストの各エントリーは、参照元として有効な追加の場所であるとみなされる必要があります。言い換えると、エントリーは OR を使用して結合される必要があります。
サポート: Core
- 型
-
array
28.1.3. .spec.from[] リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- 説明
- ReferenceGrantFrom は、信頼済み namespace と kind を記述します。
- 型
-
object
- 必須
-
group
-
kind
-
namespace
-
プロパティー | 型 | 説明 |
---|---|---|
|
| group は参照先のグループです。空の場合、Kubernetes コア API グループが推論されます。 サポート: Core |
|
| kind は参照先の kind です。実装ではつしかリソースがサポートされる場合がありますが、次のタイプはこのフィールドの "Core" サポートレベルに含まれています。 SecretObjectReference を許可するために使用される場合: * ゲートウェイ BackendObjectReference を許可するために使用される場合: * GRPCRoute * HTTPRoute * TCPRoute * TLSRoute * UDPRoute |
|
| namespace は参照先の namespace です。 サポート: Core |
28.1.4. .spec.to リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- 説明
to は、"From" で記述されたリソースによって参照される可能性のあるリソースを記述します。このリストの各エントリーは、参照先として有効な追加の場所であるとみなされる必要があります。言い換えると、エントリーは OR を使用して結合される必要があります。
サポート: Core
- 型
-
array
28.1.5. .spec.to[] リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- 説明
- ReferenceGrantTo は、参照先として許可される Kinds を記述します。
- 型
-
object
- 必須
-
group
-
kind
-
プロパティー | 型 | 説明 |
---|---|---|
|
| group は参照先のグループです。空の場合、Kubernetes コア API グループが推論されます。 サポート: Core |
|
| kind は参照先の kind です。実装ではつしかリソースがサポートされる場合がありますが、次のタイプはこのフィールドの "Core" サポートレベルに含まれています。 * SecretObjectReference を許可するために使用される場合の Secret * BackendObjectReference を許可するために使用される場合の Service |
|
| name は参照先の名前です。指定されていない場合、このポリシーはローカル namespace 内の指定されたグループと kind のすべてのリソースを参照します。 |