9.2. フェデレーションエンドポイントからのクラスターメトリクスの収集


OpenShift Container Platform クラスターのフェデレーションエンドポイントを使用して、Red Hat OpenStack Services on OpenShift (RHOSO) クラスターでメトリクスを利用できるようにし、プルベースのモニタリングを実行できます。

前提条件

  • RHOSO と、その上で実行されているテナントクラスターへの管理アクセス権がある。
  • RHOSO 環境でテレメトリーが有効になっている。
  • Cluster Observability Operator がクラスターにインストールされている。
  • クラスターのモニタリングスタックが設定されている。
  • クラスターのフェデレーションエンドポイントが公開されている。

手順

  1. ユーザー名とパスワードを使用してクラスターに接続します。インストールプログラムによって生成された kubeconfig ファイルを使用してログインしないでください。
  2. OpenShift Container Platform クラスターからトークンを取得するために、次のコマンドを実行します。

    $ oc whoami -t
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
  3. 次のコマンドを実行して、RHOSO 管理クラスターの openstack namespace でトークンをシークレットとして使用できるようにします。

    $ oc -n openstack create secret generic ocp-federated --from-literal=token=<the_token_fetched_previously>
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
  4. OpenShift Container Platform クラスターから Prometheus フェデレーションルート URL を取得するために、次のコマンドを実行します。

    $ oc -n openshift-monitoring get route prometheus-k8s-federate -ojsonpath={'.status.ingress[].host'}
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
  5. スクレイプ設定のマニフェストを記述し、cluster-scrape-config.yaml というファイルとして保存します。たとえば、以下のようになります。

    apiVersion: monitoring.rhobs/v1alpha1
    kind: ScrapeConfig
    metadata:
      labels:
        service: metricStorage
      name: sos1-federated
      namespace: openstack
    spec:
      params:
        'match[]':
        - '{__name__=~"kube_node_info|kube_persistentvolume_info|cluster:master_nodes"}' 
    1
    
      metricsPath: '/federate'
      authorization:
        type: Bearer
        credentials:
          name: ocp-federated 
    2
    
          key: token
      scheme: HTTPS # or HTTP
      scrapeInterval: 30s 
    3
    
      staticConfigs:
      - targets:
        - prometheus-k8s-federate-openshift-monitoring.apps.openshift.example 
    4
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
    1
    ここにメトリクスを追加します。この例では、kube_node_infokube_persistentvolume_info、および cluster:master_nodes メトリクスだけを要求します。
    2
    先ほど生成したシークレット名をここに挿入します。
    3
    スクレイピングをリクエストごとに 1,000 サンプル未満に制限します。最大頻度は 30 秒に 1 回にします。
    4
    先ほど取得した URL をここに挿入します。エンドポイントが HTTPS であり、カスタム認証局を使用する場合は、その後に tlsConfig セクションを追加します。
  6. RHOSO 管理クラスターに接続しているときに、次のコマンドを実行してマニフェストを適用します。

    $ oc apply -f cluster-scrape-config.yaml
    Copy to Clipboard Toggle word wrap

設定が伝播されると、クラスターメトリクスが RHOSO の OpenShift Container Platform UI で照会可能になります。

トップに戻る
Red Hat logoGithubredditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。 最新の更新を見る.

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

Theme

© 2025 Red Hat