第8章 IBM Power Virtual Server でのクラスターのアンインストール
IBM Power® Virtual Server にデプロイしたクラスターを削除できます。
8.1. installer-provisioned infrastructure を使用するクラスターの削除 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
クラウドプラットフォームからプロビジョニングした installer-provisioned infrastructure を使用するクラスターを削除できます。
アンインストール後、特に user-provisioned infrastructure クラスターの場合、適切に削除されなかったリソースがないかクラウドプロバイダーを確認してください。インストールプログラムがリソースを作成しなかったか、リソースにアクセスできなかったために、一部のリソースが存在する可能性があります。
前提条件
- クラスターをデプロイするために使用したインストールプログラムのコピーがある。
- クラスター作成時にインストールプログラムが生成したファイルがあります。
-
ccoctlバイナリーを設定している。 - IBM Cloud® CLI をインストールし、VPC インフラストラクチャーサービスプラグインをインストールまたは更新している。詳細は、IBM Cloud® CLI ドキュメント の "Prerequisites" を参照してください。
手順
次の条件が満たされている場合、この手順が必要です。
- インストーラーは、インストールプロセスの一環としてリソースグループを作成しました。
クラスターがデプロイされた後、ユーザーまたはお使いのアプリケーションの 1 つが永続ボリューム要求 (PVC) を作成しました。
この場合、クラスターをアンインストールするときに PVC が削除されないため、リソースグループが正常に削除されない可能性があります。失敗を防ぐには、以下を行います。
- CLI を使用して IBM Cloud® にログインします。
PVC をリスト表示するには、次のコマンドを実行します。
ibmcloud is volumes --resource-group-name <infrastructure_id>
$ ibmcloud is volumes --resource-group-name <infrastructure_id>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ボリュームのリストの詳細は、IBM Cloud® CLI のドキュメント を参照してください。
PVC を削除するには、次のコマンドを実行します。
ibmcloud is volume-delete --force <volume_id>
$ ibmcloud is volume-delete --force <volume_id>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ボリュームの削除の詳細は、IBM Cloud® CLI のドキュメント を参照してください。
インストールプロセスの一環として作成された API キーをエクスポートします。
export IBMCLOUD_API_KEY=<api_key>
$ export IBMCLOUD_API_KEY=<api_key>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 注記変数名は指定どおりに設定する必要があります。インストールプログラムは、クラスターのインストール時に作成されたサービス ID を削除するために、変数名が存在することを想定しています。
クラスターのインストールに使用したコンピューターのインストールプログラムがあるディレクトリーから、次のコマンドを実行します。
./openshift-install destroy cluster \ --dir <installation_directory> --log-level info
$ ./openshift-install destroy cluster \ --dir <installation_directory> --log-level info1 2 Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 注記-
クラスターのクラスター定義ファイルがあるディレクトリーを指定する必要があります。クラスターを削除するには、インストールプログラムでこのディレクトリーにある
metadata.jsonファイルが必要になります。 -
適切なクリーンアップを確実に行うには、
openshift-install destroyコマンドを最大 3 回実行する必要がある場合があります。
-
クラスターのクラスター定義ファイルがあるディレクトリーを指定する必要があります。クラスターを削除するには、インストールプログラムでこのディレクトリーにある
クラスター用に作成された手動の CCO クレデンシャルを削除します。
ccoctl ibmcloud delete-service-id \ --credentials-requests-dir <path_to_credential_requests_directory> \ --name <cluster_name>$ ccoctl ibmcloud delete-service-id \ --credentials-requests-dir <path_to_credential_requests_directory> \ --name <cluster_name>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 注記クラスターで
TechPreviewNoUpgrade機能セットによって有効化されたテクノロジープレビュー機能を使用している場合は、--enable-tech-previewパラメーターを含める必要があります。-
オプション:
<installation_directory>ディレクトリーおよび OpenShift Container Platform インストールプログラムを削除します。