8.6. ボリューム拡張時の障害からの復旧
サイズ変更リクエストが失敗または保留状態のままになる場合は、永続ボリューム要求 (PVC) の .spec.resources.requests.storage
に別のサイズ変更値を入力して再試行できます。新しい値は、元のボリュームサイズよりも大きくする必要があります。
まだ問題が解決しない場合は、次の手順に従って回復してください。
手順
PVC の .spec.resources.requests.storage
に別のさらに小さいサイズ変更値を入力しても機能しない場合は、次の手順を実行します。
-
Retain
回収ポリシーで要求 (PVC) にバインドされている永続ボリューム (PV) にマークを付けます。persistentVolumeReclaimPolicy
をRetain
に変更します。 - PVC を削除します。
-
PV を手動で編集し、PV 仕様から
claimRef
エントリーを削除して、新しく作成された PVC をRetain
とマークされた PV にバインドできるようにします。これで、PV にはAvailable
というマークが付けられます。 - より小さいサイズ、または基礎となるストレージプロバイダーによって割り当て可能なサイズで PVC を再作成します。
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PVC の
volumeName
フィールドを PV の名前に設定します。これにより、PVC がプロビジョニングされた PV にのみバインドされます。 - PV で回収ポリシーを復元します。