8.2. 使用可能なエージェント設定パラメーター


次の表に、エージェントベースのインストールプロセスの一部として設定できる必須およびオプションのエージェント設定パラメーターを示します。

これらの値は、agent-config.yaml ファイルに指定されています。

注記

これらの設定はインストールのみに使用され、インストール後は変更できません。

8.2.1. 必須設定パラメーター

次の表は、必須のエージェント設定パラメーターを説明しています。

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表8.7 必須パラメーター
パラメーター説明
apiVersion:
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agent-config.yaml コンテンツの API バージョン。現在のバージョンは v1beta1 です。インストールプログラムは、古い API バージョンもサポートしている場合があります。

文字列

metadata:
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Kubernetes リソース ObjectMeta。ここからは name パラメーターのみが消費されます。

オブジェクト

metadata:
  name:
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クラスターの名前。クラスターの DNS レコードはすべて {{.metadata.name}}.{{.baseDomain}} のサブドメインです。agent-config.yaml ファイルに入力された値は無視され、代わりに install-config.yaml ファイルに指定された値が使用されます。install-config.yaml ファイルまたは agent-config.yaml ファイルのいずれかを介して metadata.name を指定しない場合 (たとえば、ZTP マニフェストのみを使用する場合)、クラスター名は agent-cluster に設定されます。

小文字とハイフン (-) の文字列 (例: dev)。

8.2.2. オプションの設定パラメーター

次の表は、オプションのエージェント設定パラメーターを説明しています。

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表8.8 オプションのパラメーター
パラメーター説明
rendezvousIP:
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ブートストラッププロセスを実行し、assisted-service コンポーネントを実行するノードの IP アドレス。networkConfig パラメーターで少なくとも 1 つのホストの IP アドレスを指定しない場合は、ランデブー IP アドレスを指定する必要があります。このアドレスが指定されていない場合は、指定されたホストの networkConfig から 1 つの IP アドレスが選択されます。

IPV4 または IPV6 アドレス。

bootArtifactsBaseURL:
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Agent-based Installer を使用して最小限の ISO イメージを生成する場合、このパラメーターで、クラスターのインストール中に rootfs イメージファイルを取得できる URL を指定します。このパラメーターは、接続環境で最小限の ISO イメージを起動する場合に任意で指定します。

Agent-based Installer を使用して iPXE スクリプトを生成する場合、このパラメーターで、Preboot Execution Environment (PXE) アセットをアップロードするサーバーの URL を指定します。詳細は、「OpenShift Container Platform の PXE アセットの準備」を参照してください。

文字列。

additionalNTPSources:
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すべてのクラスターホストに追加される Network Time Protocol (NTP) ソースのリスト。これらは、他の手段で設定された NTP ソースに追加されます。

ホスト名または IP アドレスのリスト。

hosts:
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ホストの設定。オプションのホストリスト。定義されたホストの数は、install-config.yaml ファイルで定義されたホストの総数 (compute.replicas および controlPlane.replicas パラメーターの値の合計) を超えてはなりません。

ホスト設定オブジェクトの配列。

hosts:
  hostname:
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ホスト名。動的ホスト設定プロトコル (DHCP) または逆引き DNS ルックアップから取得したホスト名をオーバーライドします。各ホストには、いずれかの手段で指定された一意のホスト名が必要ですが、このパラメーターを使用したホスト名の設定はオプションです。

文字列。

hosts:
  interfaces:
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ホスト上のインターフェイスの名前と MAC アドレスのマッピングテーブルを提供します。agent-config.yaml ファイルに NetworkConfig セクションが指定されている場合は、このテーブルを含める必要があり、値は NetworkConfig セクションで指定されたマッピングと一致する必要があります。

ホスト設定オブジェクトの配列。

hosts:
  interfaces:
    name:
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ホスト上のインターフェイスの名前。

文字列。

hosts:
  interfaces:
    macAddress:
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ホスト上のインターフェイスの MAC アドレス。

たとえば 00-B0-D0-63-C2-26 などの MAC アドレス。

hosts:
  role:
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ホストが master ノードと worker ノードのどちらであるかを定義します。agent-config.yaml ファイルにロールが定義されていない場合は、クラスターのインストール時にロールがランダムに割り当てられます。

master または worker

hosts:
  rootDeviceHints:
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特定デバイスへの Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) イメージのプロビジョニングを有効にします。インストールプログラムは、検出順にデバイスを検査し、検出された値をヒントの値と比較します。ヒントの値と一致する最初に検出されたデバイスが使用されます。これは、インストール中にオペレーティングシステムが書き込まれるデバイスです。

キーと値のペアのディクショナリー。詳細は、「OpenShift インストール環境のセットアップ」ページの「ルートデバイスのヒント」を参照してください。

hosts:
  rootDeviceHints:
    deviceName:
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RHCOS イメージがプロビジョニングされるデバイスの名前。

文字列。

hosts:
  networkConfig:
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ホストネットワーク定義。この設定は、nmstate ドキュメント で定義されている Host Network Management API と一致する必要があります。

ホストネットワーク設定オブジェクトのディクショナリー。

minimalISO:
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Agent-based Installer によって完全な ISO イメージを生成するか、最小限の ISO イメージを生成するかを定義します。このパラメーターを True に設定すると、Agent-based Installer は、rootfs イメージファイルなしで ISO を生成し、代わりに rootfs ファイルの取得元に関する詳細を含めます。

最小限の ISO を生成する場合、bootArtifactsBaseURL パラメーターを使用して rootfs の URL を指定しないと、Agent-based Installer により、インターネット接続環境でアクセス可能なデフォルトの URL が埋め込まれます。

デフォルト値は False です。

ブール値。

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