6.15. IBM Cloud VPC Block CSI Driver Operator
6.15.1. 概要 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
OpenShift Container Platform は、IBM® Virtual Private Cloud (VPC) Block Storage の Container Storage Interface (CSI) ドライバーを使用して、永続ボリューム (PV) をプロビジョニングできます。
CSI Operator およびドライバーを使用する場合は、永続ストレージ および CSI ボリュームの設定 を理解しておくことが推奨されます。
IBM Cloud® VPC Block ストレージアセットにマウントする CSI でプロビジョニングされた永続ボリューム (PV) を作成するには、OpenShift Container Platform は、デフォルトで IBM Cloud® VPC Block CSI Driver Operator および IBM Cloud® VPC Block CSI ドライバーを openshift-cluster-csi-drivers
namespace にインストールします。
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IBM Cloud® VPC Block CSI Driver Operator は、永続ボリューム要求 (PVC) の作成に使用できる異なるレイヤー用に、
ibmc-vpc-block-10iops-tier
(デフォルト)、ibmc-vpc-block-5iops-tier
、およびibmc-vpc-block-custom
という 3 つのストレージクラスを提供します。IBM Cloud® VPC Block CSI Driver Operator は、ストレージボリュームをオンデマンドで作成できるようにすることで動的なボリュームプロビジョニングをサポートするので、クラスター管理者はストレージを事前にプロビジョニングする必要がありません。必要に応じて、このデフォルトのストレージクラスを無効にできます (デフォルトストレージクラスの管理 を参照)。 - IBM Cloud® VPC Block CSI ドライバー を使用すると、IBM Cloud® VPC Block PV を作成してマウントできます。
6.15.2. CSI について リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ストレージベンダーはこれまで Kubernetes の一部としてストレージドライバーを提供してきました。Container Storage Interface (CSI) の実装では、サードパーティーのプロバイダーは、コア Kubernetes コードを変更せずに標準のインターフェイスを使用してストレージプラグインを提供できます。
CSI Operator は、インツリーボリュームプラグインでは不可能なボリュームスナップショットなどのストレージオプションを OpenShift Container Platform ユーザーに付与します。
6.15.3. ユーザー管理型の暗号化 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ユーザー管理型の暗号化機能を使用すると、インストール時に OpenShift Container Platform ノードのルートボリュームを暗号化するキーを指定でき、すべてのマネージドストレージクラスはこれらのキーを使用してプロビジョニングされたストレージボリュームを暗号化できます。install-config YAML ファイルの platform.<cloud_type>.defaultMachinePlatform
フィールドにカスタムキーを指定する必要があります。
この機能は、次のストレージタイプをサポートします。
- Amazon Web Services (AWS) Elastic Block storage (EBS)
- Microsoft Azure Disk ストレージ
- Google Cloud Platform (GCP) 永続ディスク (PD) ストレージ
- IBM Virtual Private Cloud (VPC) Block ストレージ
IBM Cloud のユーザー管理型の暗号化を使用したインストールの詳細は、IBM Cloud のユーザー管理型の暗号化 および IBM Cloud へのインストール準備 を参照してください。