1.5. 非推奨の機能と削除された機能
以前のリリースで利用可能であった一部の機能が非推奨になるか、削除されました。
非推奨の機能は依然として OpenShift Container Platform に含まれており、引き続きサポートされますが、この製品の今後のリリースで削除されるため、新規デプロイメントでの使用は推奨されません。OpenShift Container Platform 4.19 内で非推奨および削除された主な機能の最新のリストは、以下の表を参照してください。非推奨となり、削除された機能の詳細は、表の後に記載されています。
次の表では、機能は次のステータスでマークされています。
- 利用不可
- テクノロジープレビュー
- 一般提供
- 非推奨
- 削除済み
1.5.1. ベアメタルモニタリングの非推奨機能と削除された機能
| 機能 | 4.17 | 4.18 | 4.19 | 
|---|---|---|---|
| Bare Metal Event Relay Operator | 削除済み | 削除済み | 削除済み | 
1.5.2. イメージに関する非推奨機能および削除された機能
| 機能 | 4.17 | 4.18 | 4.19 | 
|---|---|---|---|
| Cluster Samples Operator | 非推奨 | 非推奨 | 非推奨 | 
1.5.3. インストールに関する非推奨機能および削除された機能
| 機能 | 4.17 | 4.18 | 4.19 | 
|---|---|---|---|
| 
									 | 非推奨 | 非推奨 | 非推奨 | 
| 
									 | 非推奨 | 非推奨 | 非推奨 | 
| 
									RHOSP の  | 非推奨 | 非推奨 | 非推奨 | 
| 
									RHOSP の  | 非推奨 | 非推奨 | 非推奨 | 
| 
									installer-provisioned infrastructure クラスターにおける  | 非推奨 | 非推奨 | 非推奨 | 
| パッケージベースの RHEL コンピュートマシン | 非推奨 | 非推奨 | 削除済み | 
| 
									Amazon Web Services (AWS) の  | 非推奨 | 非推奨 | 非推奨 | 
| AWS Outposts 内のコンピュートノードを使用して AWS にクラスターをインストール | 非推奨 | 非推奨 | 非推奨 | 
1.5.4. ネットワーキングに関する非推奨機能と削除された機能
| 機能 | 4.17 | 4.18 | 4.19 | 
|---|---|---|---|
| iptables | 非推奨 | 非推奨 | 非推奨 | 
1.5.5. ノードに関する非推奨機能と削除された機能
| 機能 | 4.17 | 4.18 | 4.19 | 
|---|---|---|---|
| 
									 | 非推奨 | 非推奨 | 非推奨 | 
| 
									Kubernetes トポロジーラベル  | 非推奨 | 非推奨 | 非推奨 | 
| 
									Kubernetes トポロジーラベル  | 非推奨 | 非推奨 | 非推奨 | 
| cgroup v1 | 非推奨 | 非推奨 | 削除済み | 
1.5.6. OpenShift CLI (oc) に関する非推奨機能と削除された機能
| 機能 | 4.17 | 4.18 | 4.19 | 
|---|---|---|---|
| oc-mirror plugin v1 | 一般提供 | 非推奨 | 非推奨 | 
1.5.7. Operator のライフサイクルと開発に関する非推奨機能と削除された機能
| 機能 | 4.17 | 4.18 | 4.19 | 
|---|---|---|---|
| Operator SDK | 非推奨 | 非推奨 | 削除済み | 
| Ansible ベースの Operator プロジェクト用のスキャフォールディングツール | 非推奨 | 非推奨 | 削除済み | 
| Helm ベースの Operator プロジェクト用のスキャフォールディングツール | 非推奨 | 非推奨 | 削除済み | 
| Go ベースの Operator プロジェクト用のスキャフォールディングツール | 非推奨 | 非推奨 | 削除済み | 
| ハイブリッド Helm ベースの Operator プロジェクト用のスキャフォールディングツール | 非推奨 | 削除済み | 削除済み | 
| Java ベースの Operator プロジェクト用のスキャフォールディングツール | 非推奨 | 削除済み | 削除済み | 
| Operator カタログの SQLite データベース形式 | 非推奨 | 非推奨 | 非推奨 | 
1.5.8. ストレージに関する非推奨機能と削除された機能
| 機能 | 4.17 | 4.18 | 4.19 | 
|---|---|---|---|
| FlexVolume を使用した永続ストレージ | 非推奨 | 非推奨 | 非推奨 | 
| AliCloud Disk CSI Driver Operator | 削除済み | 削除済み | 削除済み | 
| Shared Resources CSI Driver Operator | 非推奨 | 削除済み | 削除済み | 
1.5.9. クラスターの更新に関する非推奨機能と削除された機能
| 機能 | 4.17 | 4.18 | 4.19 | 
|---|
1.5.10. Web コンソールに関する非推奨機能と削除された機能
| 機能 | 4.17 | 4.18 | 4.19 | 
|---|---|---|---|
| 
									動的プラグイン SDK の  | 一般提供 | 一般提供 | 非推奨 | 
| Patternfly 4 | 非推奨 | 非推奨 | 削除済み | 
1.5.11. ワークロードに関する非推奨機能と削除された機能
| 機能 | 4.17 | 4.18 | 4.19 | 
|---|---|---|---|
| 
									 | 非推奨 | 非推奨 | 非推奨 | 
1.5.12. 非推奨の機能
1.5.12.1. oc adm pod-network コマンドが非推奨になる
						OpenShift SDN マルチテナントモードを使用する oc adm pod-network コマンドが oc adm --help 出力から削除されました。oc adm pod-network コマンドが使用される場合、非推奨であることを示すエラーメッセージがユーザーに表示されます。
					
1.5.12.2. 動的プラグイン SDK の useModal フック
						このリリースでは、動的プラグインの useModal フックのサポートが非推奨になりました。
					
						このリリース以降、useOverlay API フックを使用してモーダルを起動します。
					
1.5.12.3. Kubernetes API の非推奨化
						OpenShift Container Platform 4.17 では、削除された Kubernetes API admissionregistration.k8s.io/v1beta1 が誤って再導入されました。この API は非推奨であり、今後の OpenShift Container Platform リリースで削除される予定です。この API を使用している箇所がある場合は、すべて admissionregistration.k8s.io/v1 に移行してください。
					
削除予定の Kubernetes API がクラスターにあるかどうかを確認する方法は、Kubernetes API の非推奨化と削除 を参照してください。
1.5.13. 削除された機能
1.5.13.1. cgroup v1 が削除される
OpenShift Container Platform 4.16 で非推奨化された cgroup v1 はサポートされなくなり、OpenShift Container Platform から削除されました。クラスターで cgroup v1 を使用している場合は、OpenShift Container Platform 4.19 にアップグレードする前に cgroup v2 を設定する必要があります。すべてのワークロードは cgroup v2 と互換性がある必要があります。
クラスターで cgroup v2 を設定する方法は、OpenShift Container Platform バージョン 4.18 ドキュメントの Linux cgroup の設定 を参照してください。
cgroup v2 の詳細は、Linux cgroup バージョン 2 について および Red Hat OpenShift ワークロードのコンテキストにおける Red Hat Enterprise Linux 9 の変更点 (Red Hat ブログ) を参照してください。
1.5.13.2. パッケージベースの RHEL コンピュートマシン
このリリースにより、パッケージベースの RHEL ワーカーノードのインストールのサポートが削除されました。
RHCOS イメージレイヤー化により、この機能が置き換えられ、ワーカーノードのベースオペレーティングシステムへの追加パッケージのインストールがサポートされます。
クラスター内の RHEL ノードを識別して削除する方法は、OpenShift Container Platform 4.18 から新しいバージョンへの更新の準備 を参照してください。イメージレイヤー化の詳細は、RHCOS イメージレイヤー化 を参照してください。
1.5.13.3. Kubernetes 1.32 から削除された API
Kubernetes 1.32 では、以下の非推奨 API が削除されたため、マニフェストと API クライアントを移行して、適切な API バージョンを使用する必要があります。削除された API の移行の詳細は、Kubernetes のドキュメント を参照してください。
| リソース | 削除された API | 移行先 | 大きな変更 | 
|---|---|---|---|
| 
										 | 
										 | 
										 | いいえ | 
| 
										 | 
										 | 
										 | 
1.5.13.4. Operator SDK CLI および関連するスキャフォールディングとテストツール
このリリースにより、Operator プロジェクトの関連するスキャフォールディングおよびテストツールを含む、Red Hat がサポートするバージョンの Operator SDK CLI ツールが OpenShift Container Platform でリリースされなくなりました。
Red Hat は、OpenShift Container Platform 4 の製品ライフサイクル (Red Hat カスタマーポータル) に従って、OpenShift Container Platform の以前のバージョンでリリースされた Operator SDK のバージョンに対してバグ修正とサポートを提供します。
既存の Operator プロジェクトを含む Operator の作成者は、OpenShift Container Platform 4.18 でリリースされた Operator SDK CLI ツールのバージョン を使用してプロジェクトを維持し、OpenShift Container Platform の新しいバージョンを対象とする Operator リリースを作成できます。詳細は、Updating the base image for existing Ansible- or Helm-based Operator projects for OpenShift Container Platform 4.19 and later (Red Hat ナレッジベース) を参照してください。
コミュニティーによって管理されているサポート対象外の Operator SDK のバージョンは、Operator SDK (Operator Framework) を参照してください。