3.2. 通信事業者コアクラスター使用モデルについて


通信事業者コアクラスター使用モデルは、コモディティーハードウェア上で実行されるクラスター向けに設計されています。通信事業者コアクラスターは、シグナリング、アグリゲーション、セッションボーダーコントローラー (SBC) などのコントロールプレーン機能や、5G ユーザープレーン機能 (UPF) などの集中型データプレーン機能を含む大規模な通信事業者アプリケーションを支えるものです。通信事業者コアクラスターの機能には、スケーラビリティー、複雑なネットワークサポート、耐障害性の高いソフトウェア定義ストレージが必要です。また、ファーエッジ RAN デプロイメントよりも厳密さや制約は少ないものの、パフォーマンス要件への対応も必要です。

通信事業者コア機能のネットワーク要件は、ネットワーク機能とパフォーマンスポイントの範囲によって大きく異なります。IPv6 が必須であり、デュアルスタックが一般的です。機能によっては、最大のスループットとトランザクションレートや、ユーザープレーン DPDK ネットワークのサポートが必要です。それ以外の機能は、より一般的なクラウドネイティブパターンを使用し、OVN-Kubernetes、カーネルネットワーク、負荷分散を利用できます。

通信事業者コアクラスターは、通常、標準の (非リアルタイム) カーネルで構成された 3 つのコントロールプレーンと 1 つ以上のワーカーノードで構成されます。ワーカーノードは、さまざまなネットワークおよびパフォーマンス要件を持つワークロードに対応するために、たとえば非ユーザーデータプレーンや高スループットのユースケース向けに、MachineConfigPool カスタムリソース (CR) を使用してセグメント化できます。通信事業者に必要な運用機能をサポートするために、コアクラスターには Day 2 OLM 管理 Operator の標準セットがインストールされています。

図3.1 通信事業者コア RDS クラスターのサービスベースのアーキテクチャーとネットワークトポロジー

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