4.4. Host prefix
hostPrefix パラメーターでは、個々のマシンにスケジュールされた Pod に割り当てられるサブネット接頭辞の長さを指定する必要があります。ホスト接頭辞は、各マシンの Pod IP アドレスプールを決定します。
例えば、ホスト接頭辞を /23 に設定した場合、各マシンには Pod CIDR アドレス範囲から /23 のサブネットが割り当てられます。デフォルトは /23 で、510 台のクラスターノードと、ノードごとに 510 個の Pod IP アドレスを許可します。
別の例として、clusterNetwork.cidr パラメーターを 10.128.0.0/16 に設定し、クラスターの完全なアドレス空間を定義することを考えてみましょう。これにより、65536 個の IP アドレスのプールがクラスターに割り当てられます。次に、hostPrefix パラメーターを /23 に設定すると、クラスター内の各ノードにサブネットスライスが定義され、/23 スライスが /16 サブネットネットワークのサブネットになります。これにより、各ノードに 512 個の IP アドレスが割り当てられ、そのうち 2 個の IP アドレスはネットワークとブロードキャストの目的で予約されます。次の計算例では、これらの IP アドレスの数値を使用して、クラスターに作成できるノードの最大数を決定します。
65536 / 512 = 128
65536 / 512 = 128
Red Hat OpenShift Network Calculator を使用して、クラスターの最大ノード数を計算できます。