9.3. RHOSO で実行されるクラスターで利用可能なメトリクス
スタック全体のメトリクスを照会し、リソースを特定するために、ヘルパーメトリクスが用意されています。これは、Red Hat OpenStack Services on OpenShift (RHOSO) インフラストラクチャーリソースと OpenShift Container Platform テナントクラスター内のリソース表現との間で相関関係を確立するものです。
RHOSO コンピュートインスタンスにノードをマッピングするには、メトリクス kube_node_info
で以下を指定します。
-
node
は Kubernetes ノード名です。 -
provider_id
には、対応するコンピュートサービスインスタンスの識別子を含めます。
永続ボリュームを RHOSO ブロックストレージまたは共有ファイルシステムの共有にマッピングするには、メトリクス kube_persistentvolume_info
で以下を指定します。
-
persistentvolume
はボリューム名です。 -
csi_volume_handle
は、ブロックストレージボリュームまたは共有の識別子です。
デフォルトでは、クラスターのコントロールプレーンノードの基盤となるコンピュートマシンは、ソフトアンチアフィニティーポリシーを持つサーバーグループに作成されます。その結果、コンピュートマシンはコンピュートサービスによりベストエフォート方式で個別のハイパーバイザー上に作成されます。ただし、このような分散に RHOSO クラスターの状態が適していない場合も、マシンは作成されます。
デフォルトのソフトアンチアフィニティーポリシーと組み合わせて、ハイパーバイザーが特定のクラスターのコントロールプレーンノードを複数ホストしているときにアクティブになるアラートを設定すると、高可用性のレベルが低下していることを示すことができます。
例として、この PromQL クエリーは、RHOSP ホストごとの OpenShift Container Platform マスターノードの数を返します。