2.8. コホートの使用
コホートを使用すると、クラスターキューをグループ化し、どのクラスターキューがリソースを相互に共有できるかを定義できます。共有可能リソースとは、コホート内のすべてのクラスターキューに割り当てられた未使用の公称クォータとして定義されます。
コホートを使用すると、リソース不足を防ぎ、フェアシェアリングの設定を有効にすることで、リソースの使用率を最適化できます。コホートを使用すると、関連するワークロードまたは各チームのクラスターキューをグループ化できるため、チーム間のリソース管理と割り当てを簡素化することもできます。また、コホートを使用してグループレベルでリソースクォータを設定し、クラスターキューのグループが消費できるリソースの制限を定義することもできます。
2.8.1. クラスターキュー仕様内でのコホートの設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
次の例に示すように、ClusterQueue
オブジェクトの .spec.cohort
フィールドにコホートの名前を指定して、コホートにクラスターキューを追加できます。
spec.cohort
が一致するクラスターキューはすべて、同じコホートに含まれます。
spec.cohort
フィールドが省略されている場合、クラスターキューはどのコホートにも属さず、共有可能なリソースにアクセスできません。