1.5. ホストの設定
クラスター上の各ホストの agent-config.yaml ファイルで、ネットワーク設定やルートデバイスのヒントなど追加設定を行うことができます。
設定するホストごとに、ホスト上のインターフェイスの MAC アドレスで、設定するホストを指定する必要があります。
1.5.1. ホストのロール リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
クラスター内の各ホストには、master または worker のいずれかのロールが割り当てられます。role パラメーターを使用して、agent-config.yaml ファイルで各ホストのロールを定義できます。ホストにロールを割り当てない場合、インストール時にロールがランダムに割り当てられます。
そのため、ホストのロールは明示的に定義することが推奨されます。
rendezvousIP は、master ロールを持つホストに割り当てる必要があります。これは、手動で、または Agent-based Installer によるロールの割り当てを許可することで行えます。
ランデブーホストの master ロールを明示的に定義する必要はありませんが、この割り当てと競合する設定は作成できません。
たとえば、ホストが 4 台あり、そのうち 3 台が master ロールを持つように明示的に定義されている場合、最後の 1 台にはインストール時に worker ロールが自動的に割り当てられ、ランデブーホストには設定できません。
agent-config.yaml のサンプルファイル
1.5.2. ルートデバイスヒントについて リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
rootDeviceHints パラメーターは、インストーラーが Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) イメージを特定のデバイスにプロビジョニングできるようにします。インストーラーは、検出順にデバイスを検査し、検出された値をヒントの値と比較します。インストーラーは、ヒント値に一致する最初に検出されたデバイスを使用します。この設定は複数のヒントを組み合わせることができますが、デバイスは、インストーラーがこれを選択できるようにすべてのヒントに一致する必要があります。
| サブフィールド | 説明 |
|---|---|
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注記
ストレージの場所への ヒントは、実際の値と完全に一致する必要があります。 |
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| ベンダー固有のデバイス識別子を含む文字列。ヒントは、実際の値のサブ文字列になります。 |
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| デバイスのベンダーまたは製造元の名前が含まれる文字列。ヒントは、実際の値のサブ文字列になります。 |
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| デバイスのシリアル番号を含む文字列。ヒントは、実際の値と完全に一致する必要があります。 |
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| デバイスの最小サイズ (ギガバイト単位) を表す整数。 |
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一意のストレージ ID を含む文字列。ヒントは、実際の値と完全に一致する必要があります。 |
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| デバイスがローテーションするディスクである (true) か、そうでないか (false) を示すブール値。 |
使用例
- name: master-0
role: master
rootDeviceHints:
deviceName: "/dev/sda"
- name: master-0
role: master
rootDeviceHints:
deviceName: "/dev/sda"