9.16.3. 仮想マシン用の共有ボリュームを設定する


複数の仮想マシンが同じストレージボリュームにアクセスできるように共有ディスクを設定することで、Windows Failover Clustering などの高可用性シナリオを実現できます。共有ディスクのボリュームは、ブロックモードである必要があります。

ディスク共有を設定するには、ストレージを次のいずれかのタイプとして公開します。

  • 通常の仮想マシンディスク
  • 共有ボリュームの Windows Failover Clustering に必要な、SCSI 接続と RAW デバイスマッピングを備えた論理ユニット番号 (LUN) ディスク

ディスク共有を設定するだけでなく、通常の仮想マシンディスクまたは LUN ディスクごとにエラーポリシーを設定することもできます。エラーポリシーは、ディスクの読み取りまたは書き込み時に入出力エラーが発生した場合のハイパーバイザーの動作を制御します。

9.16.3.1. 仮想マシンディスクを使用してディスク共有を設定する

複数の仮想マシン (VM) がストレージを共有できるようにブロックボリュームを設定できます。

ゲストオペレーティングシステムで実行されているアプリケーションに応じて、仮想マシンに設定する必要があるストレージオプションが決まります。disk タイプのディスクは、ボリュームを通常のディスクとして仮想マシンに公開します。

ディスクごとにエラーポリシーを設定できます。エラーポリシーは、ディスクの書き込み中または読み取り中に入出力エラーが発生した場合のハイパーバイザーの動作を制御します。デフォルトの動作では、仮想マシンが停止され、Kubernetes イベントが生成されます。

デフォルトの動作を受け入れることも、エラーポリシーを次のいずれかのオプションに設定することもできます。

  • report、ゲスト内のエラーを報告します。
  • ignore、エラーを無視します。読み取りまたは書き込みの障害は検出されません。
  • enospace、ディスク容量が不足していることを示すエラーを生成します。

前提条件

  • ディスクを共有している仮想マシンが異なるノードで稼働している場合、ボリュームアクセスモードは ReadWriteMany (RWX) である必要があります。

    ディスクを共有している仮想マシンが同じノード上で稼働している場合、ボリュームアクセスモードは ReadWriteOnce (RWO) で問題ありません。

  • ストレージプロバイダーは、必要な Container Storage Interface (CSI) ドライバーをサポートする必要があります。

手順

  1. 次の例のように、仮想マシンの VirtualMachine マニフェストを作成して必要な値を設定します。

    apiVersion: kubevirt.io/v1
    kind: VirtualMachine
    metadata:
      name: <vm_name>
    spec:
      template:
    # ...
        spec:
          domain:
            devices:
              disks:
              - disk:
                  bus: virtio
                name: rootdisk
                errorPolicy: report
              - disk:
                  bus: virtio
                name: cluster
                shareable: true
              interfaces:
              - masquerade: {}
                name: default
    • spec.template.spec.domain.devices.disks.errorPolicy は、IO エラーが発生した際のハイパーバイザーの動作を定義します。
    • spec.template.spec.domain.devices.disks.shareable は、複数の仮想マシン (VM) が同じ基盤となるディスクを使用できるかどうかを定義します。
  2. VirtualMachine マニフェストファイルを保存して変更を適用します。
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