9.3. egressIPConfig オブジェクト


Egress IP の機能の 1 つとして、reachabilityTotalTimeoutSeconds パラメーターがあります。これは、EgressIP ノードの到達可能性チェックの合計タイムアウトを秒単位で設定します。このタイムアウト内に EgressIP ノードに到達できない場合、ノードはダウンしていると宣言されます。

reachabilityTotalTimeoutSeconds の値は、egressIPConfig オブジェクトの設定ファイルで設定できます。大きな値を設定すると、EgressIP 実装のノードの変更に対する反応が遅くなる可能性があります。問題が発生して到達できない EgressIP ノードに対しては、実装の反応が遅くなります。

egressIPConfig オブジェクトから reachabilityTotalTimeoutSeconds パラメーターを省略すると、適切なデフォルト値が選択されます。ただし、この値は時間が経過すると変更される可能性があります。現在のデフォルトは 1 秒です。値が 0 の場合、EgressIP ノードの到達可能性チェックは無効になります。

次の egressIPConfig オブジェクトでは、reachabilityTotalTimeoutSeconds をデフォルトの 1 秒プローブから 5 秒プローブに変更するよう指定しています。

apiVersion: operator.openshift.io/v1
kind: Network
metadata:
  name: cluster
spec:
  clusterNetwork:
  - cidr: 10.128.0.0/14
    hostPrefix: 23
  defaultNetwork:
    ovnKubernetesConfig:
      egressIPConfig: 
1

        reachabilityTotalTimeoutSeconds: 5 
2

      gatewayConfig:
        routingViaHost: false
      genevePort: 6081
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1
egressIPConfig は、EgressIP オブジェクトのオプション設定を保持します。これらの設定を変更することで、EgressIP オブジェクトを拡張できます。
2
reachabilityTotalTimeoutSeconds の値としては、0 から 60 までの整数値が許可されます。値が 0 の場合、egressIP ノードの到達可能性チェックは無効になります。1 - 60 の値を設定すると、その値が、プローブからノードに到達可能性チェックを送信するまでのタイムアウト (秒単位) になります。
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