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See documentation for the latest supported version 3 or the latest supported version 4.7.4. コンピュートマシンのベアメタルへの追加
ベアメタルの OpenShift Container Platform クラスターにコンピュートマシンを追加することができます。
7.4.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- クラスターをベアメタルにインストールしている。
- クラスターの作成に使用したインストールメディアおよび Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) イメージがあります。これらのファイルがない場合は、インストール手順に従ってこれらを取得する必要があります。
7.4.2. Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) マシンの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ベアメタルインフラストラクチャーにインストールされているクラスターにコンピュートマシンを追加する前に、それが使用する RHCOS マシンを作成する必要があります。ISO イメージまたはネットワーク PXE ブートを使用する手順を実行してマシンを作成することができます。
7.4.2.1. ISO イメージを使用した追加の Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) マシンの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ISO イメージを使用して、ベアメタルクラスターの追加のコンピュートマシンを作成できます。
前提条件
- クラスターのコンピュートマシンの Ignition 設定ファイルの URL を取得します。このファイルがインストール時に HTTP サーバーにアップロードされている必要があります。
- クラスターのインストール時に HTTP サーバーにアップロードした BIOS または UEFI RHCOS イメージファイルの URL を取得します。
手順
ISO ファイルを使用して、追加のコンピュートマシンに RHCOS をインストールします。クラスターのインストール前にマシンを作成する際に使用したのと同じ方法を使用します。
- ディスクに ISO イメージを書き込み、これを直接起動します。
- LOM インターフェースで ISO リダイレクトを使用します。
-
インスタンスの起動後に、
TAB
またはE
キーを押してカーネルコマンドラインを編集します。 パラメーターをカーネルコマンドラインに追加します。
coreos.inst=yes coreos.inst.install_dev=sda coreos.inst.image_url=<bare_metal_image_URL> coreos.inst.ignition_url=http://example.com/worker.ign
coreos.inst=yes coreos.inst.install_dev=sda
1 coreos.inst.image_url=<bare_metal_image_URL>
2 coreos.inst.ignition_url=http://example.com/worker.ign
3 Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
Enter
を押してインストールを完了します。RHCOS のインストール後に、システムは再起動します。システムの再起動後、指定した Ignition 設定ファイルを適用します。 - 継続してクラスター用の追加のコンピュートマシンを作成します。
7.4.2.2. PXE または iPXE ブートによる追加の Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) マシンの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
PXE または iPXE ブートを使用して、ベアメタルクラスターの追加のコンピュートマシンを作成できます。
前提条件
- クラスターのコンピュートマシンの Ignition 設定ファイルの URL を取得します。このファイルがインストール時に HTTP サーバーにアップロードされている必要があります。
-
クラスターのインストール時に HTTP サーバーにアップロードした RHCOS ISO イメージ、圧縮されたメタル BIOS、
kernel
、およびinitramfs
ファイルの URL を取得します。 - インストール時に OpenShift Container Platform クラスターのマシンを作成するために使用した PXE ブートインフラストラクチャーにアクセスできる必要があります。RHCOS のインストール後にマシンはローカルディスクから起動する必要があります。
-
UEFI を使用する場合、OpenShift Container Platform のインストール時に変更した
grub.conf
ファイルにアクセスできます。
手順
RHCOS イメージの PXE または iPXE インストールが正常に行われていることを確認します。
PXE の場合:
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- HTTP サーバーにアップロードした
kernel
ファイルの場所を指定します。 - 2
- 複数の NIC を使用する場合、
ip
オプションに単一インターフェースを指定します。たとえば、eno1
という名前の NIC で DHCP を使用するには、ip=eno1:dhcp
を設定します。 - 3
- HTTP サーバーにアップロードした RHCOS ファイルの場所を指定します。
initrd
パラメーター値はinitramfs
ファイルの場所であり、coreos.inst.image_url
パラメーター値は圧縮された metal RAW イメージの場所、およびcoreos.inst.ignition_url
パラメーター値はワーカー Ignition 設定ファイルの場所になります。
iPXE の場合:
kernel http://<HTTP_server>/rhcos-<version>-installer-kernel-<architecture> ip=dhcp rd.neednet=1 initrd=http://<HTTP_server>/rhcos-<version>-installer-initramfs.<architecture>.img console=tty0 console=ttyS0 coreos.inst=yes coreos.inst.install_dev=sda coreos.inst.image_url=http://<HTTP_server>/rhcos-<version>-metal.<arhcitectutre>.raw.gz coreos.inst.ignition_url=http://<HTTP_server>/worker.ign initrd http://<HTTP_server>/rhcos-<version>-installer-initramfs.<architecture>.img boot
kernel http://<HTTP_server>/rhcos-<version>-installer-kernel-<architecture> ip=dhcp rd.neednet=1 initrd=http://<HTTP_server>/rhcos-<version>-installer-initramfs.<architecture>.img console=tty0 console=ttyS0 coreos.inst=yes coreos.inst.install_dev=sda coreos.inst.image_url=http://<HTTP_server>/rhcos-<version>-metal.<arhcitectutre>.raw.gz coreos.inst.ignition_url=http://<HTTP_server>/worker.ign
1 2 initrd http://<HTTP_server>/rhcos-<version>-installer-initramfs.<architecture>.img
3 boot
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- HTTP サーバーにアップロードした RHCOS ファイルの場所を指定します。
kernel
パラメーター値はkernel
ファイルの場所であり、initrd
パラメーター値はinitramfs
ファイルの場所、coreos.inst.image_url
パラメーター値は圧縮された metal RAW イメージの場所、およびcoreos.inst.ignition_url
パラメーター値はワーカー Ignition 設定ファイルの場所になります。 - 2
- 複数の NIC を使用する場合、
ip
オプションに単一インターフェースを指定します。たとえば、eno1
という名前の NIC で DHCP を使用するには、ip=eno1:dhcp
を設定します。 - 3
- HTTP サーバーにアップロードした
initramfs
ファイルの場所を指定します。
- PXE または iPXE インフラストラクチャーを使用して、クラスターに必要なコンピュートマシンを作成します。
7.4.3. マシンの CSR の承認 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
マシンをクラスターに追加する際に、追加したそれぞれのマシンについて 2 つの保留状態の証明書署名要求 (CSR) が生成されます。これらの CSR が承認されていることを確認するか、または必要な場合はそれらを承認してください。
前提条件
- マシンがクラスターに追加されています。
手順
クラスターがマシンを認識していることを確認します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 出力には作成したすべてのマシンが一覧表示されます。
保留中の証明書署名要求 (CSR) を確認し、クラスターに追加したそれぞれのマシンのクライアントおよびサーバー要求に
Pending
またはApproved
ステータスが表示されていることを確認します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow この例では、2 つのマシンがクラスターに参加しています。この一覧にはさらに多くの承認された CSR が表示される可能性があります。
追加したマシンの保留中の CSR すべてが
Pending
ステータスになった後に CSR が承認されない場合には、クラスターマシンの CSR を承認します。注記CSR のローテーションは自動的に実行されるため、クラスターにマシンを追加後 1 時間以内に CSR を承認してください。1 時間以内に承認しない場合には、証明書のローテーションが行われ、各ノードに 3 つ以上の証明書が存在するようになります。これらの証明書すべてを承認する必要があります。最初の CSR の承認後、後続のノードクライアント CSR はクラスターの
kube-controller-manger
によって自動的に承認されます。kubelet 提供証明書の要求を自動的に承認する方法を実装する必要があります。それらを個別に承認するには、それぞれの有効な CSR について以下のコマンドを実行します。
oc adm certificate approve <csr_name>
$ oc adm certificate approve <csr_name>
1 Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
<csr_name>
は、現行の CSR の一覧からの CSR の名前です。
すべての保留中の CSR を承認するには、以下のコマンドを実行します。
oc get csr -o go-template='{{range .items}}{{if not .status}}{{.metadata.name}}{{"\n"}}{{end}}{{end}}' | xargs oc adm certificate approve
$ oc get csr -o go-template='{{range .items}}{{if not .status}}{{.metadata.name}}{{"\n"}}{{end}}{{end}}' | xargs oc adm certificate approve
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追加情報
- CSR の詳細は、「Certificate Signing Requests」を参照してください。