30.4. テナントアカウントの削除
30.4.1. 管理ポータルを使用したアカウントの削除
以下の手順によりアカウントの削除がスケジュールされ、15 日後に削除されます。削除がスケジュールされている間、アカウントの取り扱いは以下のようになります。
- ユーザーはアカウントにログインすることができない。
- アカウントを編集することはできない。ただし、マスター管理ユーザーはアカウントを approved の状態に戻すことができます。
また、実際に削除された場合と同様に、テナントのドメイン (管理ドメインおよびデベロッパーポータル) を利用することはできません。
前提条件:
- マスター管理アカウント にログインしている。
手順
- Accounts に移動し、アカウントのリストを表示します。
- 削除するアカウントをクリックします。
- アカウント名の横にある Edit をクリックします。
- アカウントの詳細ページで、Delete アイコンをクリックします。
- 削除を確認します。
30.4.2. コンソールを使用したテナントの削除
アカウントを直ちに削除する場合には、コンソールからその操作を行うことができます。
以下のコマンドを使用して、コンソールを開きます。
oc rsh -c system-master "$(oc get pods --selector deploymentconfig=system-app -o name)" bundle exec rails console
以下の行により、直ちに削除を行います。
tenant = Account.find(PROVIDER_ID) tenant.schedule_for_deletion! DeleteAccountHierarchyWorker.perform_later(tenant)
各行の処理内容を以下に示します。
-
1 行目: アカウントを探し、それを変数
tenant
に保存します。 - 2 行目: アカウントの削除をスケジュールします。これは、管理ポータルから削除をスケジュールしていない場合にのみ必要です。
- 3 行目: アカウントの削除をスケジュールしているか、アカウントが一時中断のステータスの場合にのみ、バックグラウンドプロセスのテナントを削除します。アカウントが approved のステータスの場合には、削除は行われません。
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1 行目: アカウントを探し、それを変数