26.7. VAT レート/消費税
付加価値税 (VAT) は、欧州連合内で販売される商品およびサービスに適用される税です。他の国には、消費税などの類似の税があります。API サービスの使用に対して顧客に課金する API プロバイダーは、既存の規則に準拠するために、通常は税金を請求してそれを請求書に反映する必要があります。
3scale の請求では、設定により VAT を自動的に請求書に含めることができます。
26.7.1. VAT rate フィールドの設定
VAT レートは、請求書の合計費用に適用される数値です (パーセント単位)。VAT レートを設定するには、管理ポータルの Dashboard から以下の手順に従います。
- Audience > Accounts > Fields Definitions の順に移動します。
- Account セクションで Create をクリックします。
-
[new field] のドロップダウンリストで
vat_rate
を選択します。 - Label の値を設定します。
チェックボックスを設定して、開発者に対してフィールドを Required (必須) とするか、Read only (読み取り専用) とするか、または Hidden (非表示) とするかを定義します。
注記:Choices フィールドに入力することができるのは文字列だけです。したがって、このフィールドを使用することはできません。
- Create をクリックします。
26.7.2. VAT code フィールドの設定
VAT コードは、VAT の識別番号です。VAT コードを設定するには、管理ポータルの Dashboard から以下の手順に従います。
- Audience > Accounts > Fields Definitions の順に移動します。
- Account セクションで Create をクリックします。
-
[new field] のドロップダウンリストで
vat_code
を選択します。 - Label の値を設定します。
- チェックボックスを設定して、開発者に対してフィールドを Required (必須) とするか、Read only (読み取り専用) とするか、または Hidden (非表示) とするかを定義します。
- Create をクリックします。
26.7.3. アカウントの VAT 値の設定
VAT code および VAT rate フィールドを追加したら、開発者アカウントの Edit フォームで対応する値を設定することができます。フィールド定義で選択したチェックボックスに応じて、開発者はデベロッパーポータルでフィールドを表示したり編集したりすることもできます。
VAT コードには任意の文字列を使用することができます。
VAT レートは数値でなければなりません。整数または小数のいずれかを設定可能で (例: 21、23.5)、VAT として含まれる費用のパーセンテージを表します。
26.7.4. VAT が含まれる請求書
ゼロではない VAT レートが設定された開発者アカウントに対して請求書が生成されると、請求書には以下の費用項目が含まれます。
_Total cost (without <VAT rate>)_ + _<VAT rate> Amount_ + _Total cost (<VAT rate> <VAT rate value>% included)_
<VAT rate>
は、VAT rate フィールドで設定した Label の値に置き換えられます。<VAT rate value>
は、請求書が発行されるアカウントに設定した値です。
VAT コードは、VAT コードのフィールド定義で Label として指定したラベルと共に、請求書の PDF バージョンに追加されます。値は、開発者アカウントの詳細で設定された値に対応します。
フィールド vat_rate
および vat_code
は、3scale Account Management API からでも読み取りおよび書き込みが可能です。