第22章 流量制御のプロビジョニング
各 APIcast インスタンスには独自のローカル認可キャッシュがあります。最初の呼び出しは、サービス、メトリクス、認証情報の特定の組み合わせの呼び出しを API バックエンドに渡す前に、常に 3scale に対して認可されます。
応答が成功した場合、この組み合わせのローカルキャッシュに "OK" が保存されます。APIcast は、API バックエンドから応答を取得した後にキャッシュを更新し、それを使用して後続の呼び出しを認可します。
認証情報が間違っているために 3scale へのリクエストが失敗した場合、"OK" ステータスはローカルキャッシュから削除されます。APIcast のインスタンスが 1 個の場合、制限を 1 回の呼び出し分超過でき、N 個のインスタンスがある場合、N 回分超過できます。
1 分あたりのレート制限は、世界時計の 0 秒から開始されます。
流量制御により、API リソース (プロダクトおよびバックエンド) へのアクセスにスロットリングを適用することができます。アプリケーションプランを使用して、開発者グループごとに異なる制限を設定することができます。
流量制御の設定が完了すると、これらの制限により、開発者が 3scale バックエンドに承認を要求する呼び出しを行う際に受け取るレスポンスがコントロールされます。
22.1. アプリケーションプランの設定
アプリケーションプランをまだ定義していない場合には、まず始めにプランを作成します。定義している場合には、流量制御を設定するプランを選択して、edit をクリックします。
アプリケーションプラン作成の詳細は、アプリケーションプラン を参照してください。