2.4.7. SMTP 変数の設定 (任意)
OpenShift は 通知の送信 および 新規ユーザーの招待 に電子メールを使用します。これらの機能を使用する場合は、独自の SMTP サーバーを提供し、SMTP 設定マップで SMTP 変数を設定する必要があります。
SMTP ConfigMap で SMTP 変数を設定するには、以下の手順を実施します。
OpenShift にログインしていない場合はログインします。
oc login
SMTP ConfigMap の変数を設定します。
oc patch
コマンドを使用してconfigmap
およびsmtp
オブジェクトを指定し、続いて-p
オプションを指定し、以下の変数に対して JSON 形式で新しい値を指定します。変数 説明 address
リモートメールサーバーをリレーとして指定できます。
username
メールサーバーのユーザー名を指定します。
password
メールサーバーのパスワードを指定します。
domain
HELO ドメインを指定します。
port
メールサーバーが新しい接続をリッスンするポートを指定します。
authentication
メールサーバーの認証タイプを指定します。指定できる値は
plain
(パスワードをクリアテキストで送信)、login
(パスワードを Base64 エンコードで送信)、またはcram_md5
(ハッシュ関数に Message Digest 5 アルゴリズムを使用し認証情報を交換) です。openssl.verify.mode
TLS の使用時に OpenSSL が証明書をチェックする方法を指定します。指定できる値は
none
、peer
、client_once
、またはfail_if_no_peer_cert
です。例
oc patch configmap smtp -p '{"data":{"address":"<your_address>"}}' oc patch configmap smtp -p '{"data":{"username":"<your_username>"}}' oc patch configmap smtp -p '{"data":{"password":"<your_password>"}}'
configmap 変数を設定した後、
system-app
およびsystem-sidekiq
Pod を再デプロイします。oc rollout latest dc/system-app oc rollout latest dc/system-sidekiq