4.2. Red Hat OpenShift の設定
OpenShift クラスターが稼働中である場合は、本手順を省略できます。稼働中でなければ、以下の手順に従ってください。
実稼働デプロイメントの場合は、OpenShift のインストール手順 に従います。
本チュートリアルでは、OpenShift クラスターは以下を使用してインストールされます。
- Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 7
- Docker コンテナー環境 (v1.10.3)
- OpenShift Origin コマンドラインインターフェイス (CLI) v1.3.1
4.2.1. Docker コンテナー環境のインストール
Red Hat が提供する Docker 形式のコンテナーイメージは、RHEL の Extras チャンネルの一部としてリリースされています。追加のリポジトリーを有効にするには、Subscription Manager または yum-config-manager を使用できます。詳細は、RHEL の製品ドキュメント を参照してください。
AWS EC2 インスタンスにデプロイされた RHEL 7 では、以下の手順を使用します。
すべてのリポジトリーを一覧表示します。
sudo yum repolist all
*-extras
リポジトリーを探し、有効にします。sudo yum-config-manager --enable rhui-REGION-rhel-server-extras
Docker 形式のコンテナーイメージをインストールします。
sudo yum install docker docker-registry
/etc/sysconfig/docker
ファイルに以下の行を追加するか、アンコメントして、172.30.0.0/16
のセキュアでないレジストリーを追加します。INSECURE_REGISTRY='--insecure-registry 172.30.0.0/16'
Docker サービスを開始します。
sudo systemctl start docker
以下のコマンドを使用すると、コンテナーサービスが実行していることを確認できます。
sudo systemctl status docker