9.4. デフォルトのネットワークインターフェイステンプレート
				director の /usr/share/openstack-tripleo-heat-templates/network/config/ には、ほとんどの標準的なネットワークシナリオに適するテンプレートが含まれています。以下の表は、各 NIC テンプレートセットおよびテンプレートを有効にするのに使用する必要がある環境ファイルの概要をまとめたものです。
			
					NIC テンプレートを有効にするそれぞれの環境ファイルには、接尾辞 .j2.yaml が使われます。これはレンダリング前の Jinja2 バージョンです。デプロイメントには、接尾辞に .yaml だけが使われるレンダリング済みのファイル名を指定するようにしてください。
				
| NIC ディレクトリー | 説明 | 環境ファイル | 
|---|---|---|
| 
								 | 
								単一の NIC ( | 
								 | 
| 
								 | 
								単一の NIC ( | 
								 | 
| 
								 | 
								コントロールプレーンネットワークが  | 
								 | 
| 
								 | 
								コントロールプレーンネットワークが  | 
								 | 
					外部ネットワークを使用しないネットワーク用の環境ファイル (例: net-bond-with-vlans-no-external.yaml) や IPv6 を使用するネットワーク用の環境ファイル (例: net-bond-with-vlans-v6.yaml) も存在します。これらは後方互換のために提供されるもので、コンポーザブルネットワークでは機能しません。
				
				それぞれのデフォルト NIC テンプレートセットには、role.role.j2.yaml テンプレートが含まれます。このファイルは、Jinja2 を使用して各コンポーザブルロールの追加ファイルをレンダリングします。たとえば、オーバークラウドで Compute、Controller、および Ceph Storage ロールが使用される場合には、デプロイメントにより、role.role.j2.yaml をベースに以下のようなテンプレートが新たにレンダリングされます。
			
- 
						compute.yaml
- 
						controller.yaml
- 
						ceph-storage.yaml