1.24.3. 問題の解決: PVC サイズの拡張


この問題が発生した場合は、以下の手順を実行します。

  1. クエリーを実行して、ディスク容量がいっぱいであることを確認します。

    1. Red Hat OpenShift Container Platform コンソールにログインします。
    2. ナビゲーションメニューから Monitoring > Metrics の順にクリックします。
    3. Expression ウィンドウで以下のクエリーを入力して、クエリーを Volume のコラムで昇順に並べ替えます。

      kubelet_volume_stats_available_bytes{namespace="open-cluster-management-observability"}/kubelet_volume_stats_capacity_bytes{namespace="open-cluster-management-observability"}

      注: 値が0の場合にはディスクはいっぱいです。ディスクがいっぱいの場合は、次のタスクを続行します。

  2. data-observability-observatorium-thanos-receive-default-x PVCを展開して、storage パラメーターを MultiClusterObservability (mco) CRの statefulSetSize 値よりも大きい値に更新します。data-observability-observatorium-thanos-receive-default-x PVCごとに、次のコマンドを実行します。

    kubectl get pvc data-observability-observatorium-thanos-receive-default-0 -o yaml

    data-observability-observatorium-thanos-receive-default-x PVCは、次の内容のようになります。

    spec:
      accessModes:
      - ReadWriteOnce
      resources:
        requests:
          storage:

    これが機能するまでに時間がかかる場合があります。storagestatus の値が一致すると、変更が有効になります。1 つ前のコマンドを再度実行して確認します。

  3. 次の手順を実行して、修正を確認します。

    1. Red Hat Advanced Cluster Management コンソールにログインします。
    2. ナビゲーションメニューから Observe environments > Overview を選択します。
    3. コンソールヘッダーの近くにある Grafana リンクをクリックして、マネージドクラスターからメトリクスを表示します。
    4. metrics-collector-deployment-x Pod ログを確認してください。ログでエラーが修正されると、Metrics pushed successfully というメッセージが表示されます。
    5. Red Hat OpenShift Container Platform コンソールからクエリーを実行して、ディスクスペースがいっぱいになっていないかどうかを確認します。Expression ウィンドウで以下のクエリーを入力して、クエリーを Volume のコラムで昇順に並べ替えます。

      kubelet_volume_stats_available_bytes{namespace="open-cluster-management-observability"}/kubelet_volume_stats_capacity_bytes{namespace="open-cluster-management-observability"}
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